Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

ちょっと早めの老い支度 岸本葉子

ちょっと早めの老い支度 (角川文庫)
ちょっと早めの老い支度 (角川文庫)
著者:岸本 葉子
出版社:KADOKAWA/角川学芸出版
発売日:2015-11-25
カテゴリー:本

80代の既婚&有名女優のメイコさんと、50代独身そんなに有名じゃないと思うエッセイストのこちらと読んでみて、普通ならこちらの方が一般人と近い感覚だと思うのに、読んでいて不快感とは言わずともなんとなく違和感があった。


と言うのも、金銭感覚がイマイチじゃないですかこの人。
作家なので普段家で仕事しているということは専業主婦と立場は似たようなもん。
それをお掃除ロボを買ったものの目の前に埃があっても素通りすることに腹を立て、
しかも電気代がかかるということからお蔵入りにしそうになっているし…
それなら自分で電気代のかからないクイッ×ルワイパーでせっせとすればいい。
マンションの一階なので専用庭があるのに、選定をするのも面倒→シルバーさんなりに
有料でやってもらおうとしたり。
しかも持ち物を処分したまではいい、ネットでバック2個色違いを即買い…
夜しか行かないスポーツクラブ(風呂に行く)に加えて加圧トレーニングにも行く…
それ、トコトン無駄じゃないですか?
主婦なら旦那の給料を無駄にしない為に「家事(掃除)をすれば、トレーニングに行かなくても…」と考えるのに。
当然、植木の世話も自分でする。手が回らないならもういっそのこと樹を切ればいい。
元東大生と言うこともあり世の男性は自分より賢い女はことごとく避ける傾向にある上、
この金銭感覚だと到底結婚しようとは思わないだろう。
少しは自分の体を使って家事をする、物事を処理する癖を付けてはどうでしょうか?


独身者なら共感するのかもしれませんが、既婚者からすると「何でもお金で片付けるだけで、無駄の多い生活をしている」としか思えない一冊。



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