Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

うちの執事が言うことには2 高里椎奈


うちの執事が言うことには (2) (角川文庫)
うちの執事が言うことには (2) (角川文庫)
著者:高里 椎奈
出版社:KADOKAWA/角川書店
発売日:2014-07-25
カテゴリー:本

二番煎じの様な気がするのはなぜ?
こういったパターン多い。
一冊目は方向性が定まらないただの青春小説?と思わせるような平凡な展開、
次に日常の謎でミステリーぽく盛り上げ、登場人物の紹介や距離感の訂正、
そして謎の陰謀が渦巻く状況に追い込まれ、二人の関係がより強い結びつきに…
みたいな?
これが男女設定だと最終「恋愛」モードになるのでしょうがなにせ男二人。
どちらかと言うと反目し合った主従関係。
段々巻を重ねるごとに二人が成長しつつ、信頼も得て…と最終的にはそれしか
残ってない設定ですが。


この作家さんの本は初めてだからこの人の得意分野とか過去はどのような話を
書いていたのか不明ですが、一体どの方向で書きたかったのか?
ただの上流階級を舞台に男二人を描きたかっただけのところに
編集者が余計な知恵を吹き込んで
「いっそ、××みたいな作品にしては?」とか言っちゃたりして?
なんかそれっぽいような書き方をしているんだけど、要は描写不足。
マンガの原作ならその屋敷の素晴らしさ等が表現できるのかもしれないが
この人の文章力だとまだまだ。全然その豪華さが表現できていない。
もっと言えば、誰のセリフなのかもすら不明。
改行にもう少し気を使ってほしいな。
表紙につられて読み始めたけど、今の段階では表紙のレベルの方が文章より上。




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