Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

この身を悪魔に捧げて 上巻 ステファニー・ローレンス

この身を悪魔に捧げて〈上〉 (ヴィレッジブックス)
この身を悪魔に捧げて〈上〉 (ヴィレッジブックス)
ヴィレッジブックス

フランス物に若干飽きてきたので、気分転換。
ん~~~
題名はかなり意味深ですが、ヒーローのニックネームが「デビル」と言うだけ。
それも3歳ぐらいに乳母に付けられたという事なので相当「やんちゃ坊主」だったようで。
まあ、そのまま「公爵」様になられても気質は変わらず。
俺様気質でヒロインにどんどん押しまくりのアタック攻撃!
が、ヒロインはヒロインで「籠の中の鳥はいや!」とばかりにアフリカに行きたいだとか
自立したいのよ!と現代の「自分探し」女丸出しでかなりちょっとイタイ…


それでも要はお互い「好き」なんだけどああだこうだと女が屁理屈と言うか
「私は他の女とは違うのよ」「私をバカな女と一緒にしないで」と言う
高慢な性格も言動の端々に感じられるので、ヒーローも金も地位もそして
傲慢でありながら相当我慢強い結構素敵な性格の持ち主ゆえに
現代なら「どうしてこの人がなかなか結婚しないの?」とか
「あんな性格きつい女にはもったいない」だとか陰で「なんであの女がいいの?」と
社内で噂になりそうなタイプだけに…
普通の男ならこんな「私は賢いのよ」系の女にあれこれやり込められたら
「もういいよ…」と離れていくだろうな…と。
まあ、それが現実と夢物語の差なんですけどね。