アルパカ探偵、街をゆく 喜多善久
- アルパカ探偵、街を行く (幻冬舎文庫)
- 幻冬舎
- 2016-04-12
- 本
日常の謎をなぜかどこからともなく現れるアルパカが解きます。
アルパカの存在が一番の謎!なんですけど…滝汗
その内「ミーアキャット探偵」だとか「ホワイトクロウ(白い鴉)探偵」とか
際限なく出てきそう。要は他と差別化を図るためには何でもアリ!ってことで。
中高生には楽しめるかな。それぐらいの謎解きレベル。
ぶっちゃけ、各題名を見たら内容がわかるという…
最近こういった高学歴の理数系の人が書く作品増えましたよね。
(この人は東大らしい…)
小説と言えば昔は「文系」と思われていたのに、こうも理数系が進出してくる
割合が増えたのは、もう、今までの概念では読者に通用しないぐらい作家のレベルが
落ちているからかも。
多分文系の編集者では出し切れないアイディアをむしろ作家の方がうまく
料理できるようになったのでは?
確かに推理小説などでは物理的なそれっぽい説明があると実はトリック的には
無理なんだけど良いように丸め込まれても読者は気が付かない、ってのが
多いんだろうけど。
文中に数式をさりげなく出して来たり、嫌味なほど出してきて読み飛ばさせたりと
文系読者には辛い試みが多数なされてきているのが最近の傾向。
今の流行は理数が書く、ラノベってとこでしょうか?
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