宵越し猫語り
- 宵越し猫語り 書き下ろし時代小説集 (招き猫文庫)
- 白泉社
- 2015-11-05
- 本
『風来屋の猫』…小松エメル
口入屋「磐(いわ)」の旦那が事故で死んで数か月後、
突然死んだ夫が乗り移ったかのような白猫がやってくるようになる。
この人の『うわん』を読んだ時は面白くもなんともない作家だな、
と思ったけれどあれから少しは上達した模様。
『猫の目時計』…佐々木禎子
ぼ~っとしまくった寺子屋の師匠とその生徒だけれど
実際は逆転した立場の子弟の話。
正直内容がダラダラしまくっていて、猫の日向ぼっこに付きあった感じ。
『両国橋物語』…宮本紀子
橋番の50男と30女の恋愛物語。猫は添え物。
けれどこの話が一番この中では良かった。
『こねきねま 』…森川茂美
一匹の白猫が疫病神か福猫か?と問われるのだけれど
最終的には恋を取り持ったキューピッドだった、と言う話。
『旅猫』…近藤史恵
少しミステリータッチだが、最終的には恋愛ものか?
これもお気に入り。
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