Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

捨てられたいのちを救え! 石井文子

捨てられたいのちを救え! 生還した5000匹の犬たち
捨てられたいのちを救え! 生還した5000匹の犬たち
毎日新聞社


今回は動物愛護協会の支部長さんが語った(インタビュー?)のを
文章にまとめたかのような口語体。
だから今まで読んできたようにまさしく「死と隣り合わせ」の緊張感も無ければ
「死刑執行人」の苦悩も無く、ぶっちゃけ「どこかお気楽お助けモード」感全開!です。
正直、どこか偽善的とすら感じてしまうような軽い文章。


捨てられた犬猫、もしくは通報で捕獲に行くなどの、
どちらかを言えば愛護協会の活動を宣伝しているかのような一冊。
因みに愛護協会に動物が委託されるまでに、保健所で捕獲され→動物愛護センター
(実態は死刑執行場)に連れて行かれた動物のあくまでも「一部」の動物だけが
譲渡されるために愛護協会に救出される。
なので、センターに行った全部の動物が救われるわけで無い。
逆に「愛護センター」なんていうふざけたネーミングゆえに
「ここで飼ってもらえるかも…」と持ち込んだり、入り口に捨てたりしても助かりません。
むしろ「どうか殺してください」と飼い主もしくは拾い主が間接的に動物の命を短めているだけ。
このことをもっと広報すべきかと。
愛護センター?はあ??殺処分場ですよ。
日本全国の動物愛護センターは動物殺処分センターにすべきなんですよ。
物はいいようですね。日本語って素晴らしい!