フランス服飾文化
- パリジェンヌ流モードなプチ・ルール
- 朝日新聞出版
- 2014-04-04
- Kindle本
- 島田順子スタイル パリ、大人エレガンス
- マガジンハウス
- 本
数か月前にどちらも読みましたが、棚に並んでいたので再読。
改めて見直すと、米澤さんの言うところの「パリジェンヌ流」は
一言で言えば「お金が無い人の服の選び方」であり、
一方、服を生み出す側の島田さんのデザインその他もろもろは「お金のある人向きの服」
と言うことが絵と写真であっても明確な差となって現れてしまう。
米澤さんのスタイリングは「子供っぽさ」がどうしても抜けない一方
島田さんのデザインは普遍的な少女っぽさのあるブラウス、どこにでもありそうな
白のブラウスなのに合わせるパイソン柄スカートで一気に色気が出ている。
そして何より70代にしてこのハイヒールの似合う脚と言ったら…
さらに化粧でごまかさないシミで覆われた顔いっぱいの笑顔がこれまた
セクシーに見えるという恐ろしさ。
まさに生きたパリジェンヌを表現しているというか。
歳をとっても恋はするもの、当たり前じゃないの…と言う言葉が理解できそうな位。
だって、下手な10代20代よりも女らしく色っぽいんだから、そっちの方が
魅力的と思っても不思議はないし、逆に生粋のパリジェンヌの10代が少しでも
大人っぽく見えるように努力するのは理解できる。
側にこんな素敵なお手本がゴロゴロしているのが巴里なのだから。
一方、オコチャマ文化万歳!の某国ではこんなセクシーな服を着たところで
寄ってくるのはスケベな最低男どもというか相手にしたくね~よ感しかない
最低ランクの男しかいないと言う悲しさよ。
女がセクシーなんだったら男だってセクシーな奴が良いに決まっているだろ!
葉巻の香り、ワインの香りのする男はいないのかね?
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