Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

ダーティ・ママ! 秦建日子

ダーティ・ママ! (河出文庫)
ダーティ・ママ! (河出文庫)
著者:秦 建日子
出版社:河出書房新社
カテゴリー:本

2時間スペシャルドラマのようなエンターティンメントだけに特化したかのようなリアリティの無い警察を舞台にした小説。
脚本を読んでいるかのような人物描写以前のつまらなさとテンポの悪さにうんざり。
よって途中放棄。まだまだ読まないといけない本、読みたい本が山積みの中、面白くない本を最後まで読む時間がもったいない!!


まあ、面白くないって暗示するかのように表紙のイラストに下品さが象徴されていた…
右側の女が24歳の長嶋葵、その隣の汚らしいババアが43歳あだ名も「マルコー」の丸岡高子。
1歳の息子有のシングルマザーでもある。(今時の43歳でこれだと終わってる…60代の感覚)
そして、中央にある赤い物体が私が赤いトラクターだと思っていた特注のベビーカー


これだけ性格の悪いおばはんが認知しないような男の子供を作るという不自然さ。
そりゃ、男側から「自分の子供かどうか怪しい!」と言われても仕方ないかと。
計算づく、計画的、打算的と言われても仕方ないぐらい性格の悪いおばはんっぷり!
24歳の方はオリンピック選手選考からいかにも漏れそうな性格がヘタレすぎるし…


途中放棄したのでこれぐらいにして、一番気の毒だなと思ったのが巻末の「解説」を書いた女。
これだけ面白くない内容であってもいかにもおもしろいですよ!的な文章を書かねばならい苦労。
わたしなら「つまらん」の一行で済ますところを延々と規定の半数以上を「引用」で升目を埋め、意図したかのように内容に触れることなく、けれど「面白いですよ」的な印象を植え付け、そしてこんな太鼓持ち批評を数多くこなして原稿料を稼いで子供の保育園費に充ててるんですね…
お気の毒に…
底辺生活者の心情がよく表れていた解説で、底辺の人間には共感できる話だったんですねと理解できました。







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