Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

殺意の産声 鏑木蓮



殺意の産声
殺意の産声
著者:鏑木 蓮
出版社:KADOKAWA/角川書店
カテゴリー:本

主人公は大橋砂生(おおはしすなお)準キャリアの33歳。♀
慣れない職場に赴任して3か月しかたたないのに、気の緩みから妊娠…
と言うわけで今回は「妊婦」であることが事件解決への手掛かりと言うか、キーワードとなる。
「レイプ」と言うおぞましい出来事も絡め「女性視点」で話は進む。
まあ、全体的に「女」色であるのだが、それにしてもこの砂生の服装がホント興ざめ。
ドラマ化をイメージしているかのように、ピンヒールで臨場(妊娠三か月なのに…)、赤いルージュを引いたり(ルージュってもともと『赤』の意味だから『赤い赤』になると思うのだが…)化粧直しも怠らないと正直、この人物造形は女からしても嫌いなタイプ。しかも物の言い方もキャリア(準だが)らしく上から目線。そりゃ、男性職場って言うだけじゃなくて人間として嫌われてもおかしくないかと。
そこを作者さんはあえて「女性のあこがれ」的な存在を強調しているのだが…
仕事さえできればそれでよし!じゃないと思うし。
ただ、今回の事件を通じて若干「丸く」なったかも。そう願いたい。

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