Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

終わりの志穂さんは優し過ぎるから 八重野統摩

終わりの志穂さんは優しすぎるから (メディアワークス文庫)
終わりの志穂さんは優しすぎるから (メディアワークス文庫)
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
2015-06-25

男の妄想メルヘン。
(白いワンピース、麦藁帽、そしてロングの赤っぽい髪。
性格は控えめ、母性愛にあふれ優しい。現実にこんな女がいたら見たいわ!!)
けれど3作目の『犯罪者書館アレクサンドリア』よりは全然マシだった。


あとがきから先に読むと
「とある作品を書いている途中に思いついて完成原稿を担当者に渡した。
初期段階では『森だけが生きている』と言うタイトルだった」と言うことで
頭に常にこの初期の題名を意識しながら読んだ。
ある意味クイズのヒントを貰った気分。


さて、『アレクサンドリア』のあとがきと本書のあとがきを合せて読んだ結果、
この人って下手に編集者に茶々を入れられずに好き勝手書く方が伸びるタイプでは?
図面でも次から次へと修正が入ると、修正した部分をまた修正し直しさらにまた
別の部分を修正することに…と延々ループした結果
「これなら、一から書き直した方がキレイかも…」と言うパターン。
一方、はじめからきれいな線が引けて、修正も無く思いのままに書いた図面は修正もせずに済む、そんな感じ。