幸福な生活 (祥伝社文庫)

著者：百田 尚樹

出版社：祥伝社

発売日：2013-12-12

カテゴリー：本

短編集。（ショート・ショート？？）
表題作から明るいイメージですがなんのことない、ブラック・ホラーショートショート。
最後のページにオチが一行掲載。
ただ、「イヤ汁」は女性のイヤミスを読んだ後では、大したことないです。
男性が書いた内容は女性のに比べて軽い、軽い。と言うか、なんでしょう、ラジオの深夜番組とかでリスナーが書いてきた内容にちょっと手を加えた程度って感じです。
どこにでもあるような、オチも先読みできるようなそんなに深く突き刺さってこないレベル。

女性作家のそれは読んだあとど～～んと気持ちが滅入るのに大して、こちらは「鶴女房」「浦島太郎」と言った男が女との約束を守れなかったがために痛い目に遭う…そんな男のあほさ加減が漂っている気がした一冊。
ついでに、よっぽど書くことが無かったかのような９割以上が内容に触れていない「解説」でも、原稿料をもらえる美味しい仕事なんだなあ…と。一生懸命それっぽく「解説」を書くという仕事を生業にしている人から見たら小ばかにしているとしか思えない解説。
解説を読めば、その本のレベルもわかると言うもの。

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