Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

もいちどあなたにあいたいな 新井素子

もいちどあなたにあいたいな(新潮文庫)
もいちどあなたにあいたいな(新潮文庫)
新潮社
2016-11-18
Kindle本

新井素子はSF作家である。
このことを忘れて読むと大変なことになる。


相変わらずの「思い込みの強い」性格の登場人物。
疲れる…(本音)
この人の文章から「人となり」を推測すると、子どもが実際にはいないが
いたとしても「相当なモンペ」になっただろうなあ…
「どうしてですか?どうして??どうしてえええええええええええ」的な。
自分が納得できないことがあると感情を爆発させる。
それも3歳児ぐらいの幼児性を伴って。
いい加減大人になると例えば「あれ、やっといて」と言われたら
「あれ」が何か具体的な言葉が無くても適度に推理して「あれかな?」と
判断して行動するが、新井素子に至っては「あれって何?あれって?
何?何なの?なんなのよおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」と。
周囲にしたら「あの人に何か頼むと大変…」と遠巻きになるわ、そのことを指摘しないからいつまでたっても野放し状態。お荷物さんだけど、本人だけは至って気楽。
そんな感じ。
それ、こっちも高校生ぐらいならお互いに「未熟」と言う言葉で片付けられるけど
双方50代前後になると「きつい」。


まあ、8年もかかるような作品かこれ?って感じでした。
やっぱりいい年なんだからこの文体どうにかなりませんか?
もう少し「知的さ」があってもいいともうのですが。
高校生の時に確立した文体ですがやっぱり今読むと「頭悪すぎ」と言う
印象&感想しか持てません。


大人になろうよ。
自分が疑問、不満に思っていることを「こども」が言えば許される、可愛く聞こえる
と勘違いしているようにしか思えません。
題名の「もいちど」と言うこの表現からしてこの人らしいといえばらしいんですけどね。やっぱり「もう一度」と言う標準語でお願いしたい。
また、文中ハッキリ言って意味の分からない言葉多すぎ。
「方言?」とすら思ってしまった。校正さんのチェックが入らなかったということは
日本語として「あり」なんでしょうが。
賢いのかバカなのかわからないのが新井素子!