Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

淑女に見える気品のルール 加藤ゑみ子

淑女に見える気品のルール
淑女に見える気品のルール
ディスカヴァー・トゥエンティワン

以前発行された

気品のルール お嬢さま講座シリーズ
気品のルール お嬢さま講座シリーズ
ディスカヴァー・トゥエンティワン
2014-02-07
Kindle本
淑女のルール お嬢さま講座シリーズ
淑女のルール お嬢さま講座シリーズ
ディスカヴァー・トゥエンティワン
2014-02-07
Kindle本

『気品のルールと淑女のルール』を合わせて加筆したものです。
古本屋で『気品のルール』を買って読んでいたので
「そうでした、そうでした」って感じで復習。すっかり忘れていました。

p52 自分の言葉に責任を持つ

言葉をいい加減に扱っていると考え方も外見も乱れてきます。

気品のある女性を目指すあなたなら、悪気があろうとなかろうと

無意識であろうとなかろうと、自分が発した言葉に責任を持ってください。

自分の意図で無く、相手がそれをどう受け止めたかに責任を持ってください。

一旦言ってしまった後は、何もかも責任が取れるわけではないことに気付けば迂闊さや、無意識、無自覚な言動を慎まざるを得なくなるでしょう。


p76 こだわりをもたない

食べ物であれ、物であれ、主義主張であれ、何かに

「こだわる」ことは決して悪い事ではありませんが、

気品とはまた別の事です。

(中略)

と言うわけで趣味やモノに関する「こだわり」も問題ですが

それ以上にこだわってはいけないものがあります。

それは自分のイメージ、自分の願望、そして自分の考えです。

私はこういう人、私の考え方はこう、と主義主張を貫くのは

一見賢く強そうに見えると思うかもしれませんが、

本当にかしこい人は頭が柔軟です

自分の「こだわり」を強調する人はほとんどの場合、

よくよく見れば自分に自信が無くその自信の無さを隠すための

行為であることがわかります。



p90 顔見知りでなくても、黙礼

例えば自宅のマンションや習い事などの場で、

顔見知りに会釈するのは一般人のルール。

淑女はたとえ顔見知りでなくても、同じ立場の人とわかったら

会釈もしくは黙礼します。

それだけで相手も自分も気持ちよくなることを知っています。

ただし、場合によっては

話したことは無いけれど、同じ習い事に通っているような人に

会釈すると、かえって怪訝な顔をされることもあります。

そういう人に限って、知り合いとはことさら大きな声で、

なれなれしくおしゃべりをしたりします。

そういう「世界」もあります。

そういう「世界」には足を踏み入れないのが淑女です。