Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

「今の自分」に似合う服 植村美智子

「今の自分」に似合う服
「今の自分」に似合う服
地球丸
2016-05-25
Kindle本

一言でいうと「ここに掲載さえれている商品を私は絶対に着たくない!」です。
「絶対に」という言葉は使っちゃいけないとはづきさんの本に書いてありましたが
あえて「絶対に着たくない!」と再表記。
たぶん(骨格診断ではない)「ナチュラル」系が好きな人にはいいのかもしれませんが
それでもあえて言うなら「古着が好きな人」にはこの人のコーディネートは違和感がないのかもしれまん。
私は無理です。
よってこの人の服のテイストがお好きな人なのでしょうか、
わざわざパーソナルスタイリングをお願いしている5名の方が掲載。
どの方も悲惨…と言っては失礼なんですね。毒
けれど本当にどの人もパッとしない、よく言えば普通、平凡(←よく言えば??)
その他大勢、地味、ありきたり、な服を普段から着ている人たちで
それをさらに昔買ったもののどう着まわしたらいいかわからない、と
今どきのアイテムと合体させたコーデが載っています。
残念ながら今の自分と雰囲気が合わないものを無理やり着るのは無理がある、
ということを証明するかのようなコーデの出来上がり。
40歳の人が中学生の時の「一張羅」だったブラウスをいまだに現役利用している
という文字を見たとき「…」。
「物持ちがいい」というきれいな日本語もありますが、ねえ…
明らかに押田さんや川田さんのコーデのように「今も女現役!」
「チャンスがあったらどんどん狩りに行くぜ!」といったむき出しの
表現ではないものの、どこか「かたくな、頑固」
もっと言えば「変わりたいという割に変わりたくない自分」
というイメージが服に表現されている気がする。
過去にしがみついている」と言いましょうか。
そういう意味では「服が捨てれないの」病の人は一度これを見て
自分がこだわっている古い服を現在の自分が着たらどういう風に映るのか
自分で着てみて写真に撮って客観視する為にはいいと思う。
そう、反面教師的に。
それにしても皆さん「before」があまりにも「…」。
これだったらオールユニ黒で「今の服」を着るほうがもっと
「くすまず」にすむとおもうんだけどな。
「骨格診断」はもちろんのこと「パーソナルカラー」すら
頭にない人の服ってこれほどのものなのか…と。


物は新しいものほど運がある、とははづきさんの弁。
古いものを無理やりコーデに入れた結果、そこだけ「う~ん」と
違和感を感じる。
プロがコーデしてこれだから、素人が無理やりしたら
結果どうなるかは一目瞭然。
服を捨てれない人は一度全部出してきてファッションショーをしてみるのが
一番!