Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

大人のための嘘のたしなみ 白河道

大人のための嘘のたしなみ (幻冬舎新書)
大人のための嘘のたしなみ (幻冬舎新書)
著者:白川道
出版社:幻冬舎
発売日:2012-09-14
カテゴリー:Kindle本

新書ですが、作家の書いたエッセイみたいなもん。
もっと言えば酒を飲みながら「そう言えば、俺の若い頃こんなことあったなあ…」と長々と喋っている感じ。雑学的、時間つぶし的にはいいかもレベル。


「嘘」について読もうと思ったのはやっぱり「マウンティング」続きで、それこそ「どこに就職決まった?」的な会話で「××重工」とか答えたら「え~~すごい!」って感じでそれ以上は突っ込んで質問しないじゃないですか、一般的に常識のある人だったら。
それが実は「××重工の関連会社の一つの、さらに派遣社員で事務」なんてところまでふか~~く詳しく答えないのが「お約束」なのかな、と思うことが多々ありまして。
別にその人がどんな会社に就職しようがこちら側には何のメリットも無いので別に「田中商店」とか言われても「あらそう」で済むことですが。
「え~~すごい!」と賞賛の言葉を浴びたいがために大きく出るのが当たり前なのかな?と。
特にその人が努力して手にした職なら問題ないですが腹が立つのはその人や子供や孫の話だと
「お前は一体どんな努力をしたんだ?」と言いたくなりますがね。
ただ、威張るために子供や孫を出しにして「どう、すごいでしょ?」と自慢している人がなんとおおいことか。でも、これ女性では普通なんですね。別のマウンティングの本に書いてあったけど。
50になろうが、70になろうが自慢することに何の恥ずかしさも無い人たち。
それだけ普段誰もその人自身に注目すら払ってくれない惨めなそんざいであると言うことの証明なんですが。
その人に魅力があれば自分以外の虎の威を借りなくても輝いていますもん。


というわけで、人は見栄を張りまくるために嘘をつくということの心理とかもっと知りたかったんですけどね。そんな深い話は無くて残念な一冊。


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