Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

STORY 5月号

STORY(ストーリィ) 2017年 05 月号 [雑誌]
STORY(ストーリィ) 2017年 05 月号 [雑誌]
光文社
2017-04-01

いや~久しぶり(何年振り???)にこの手の雑誌を買いました。
図書カード貰ったもんでつい。笑
(昔は図書だった。)


買うきっかけはぱらぱらとめくってなんとなく今時の流行も
知りたいなと思ったことと靴が載っていたから。
まさか自分がここまで靴に注目するようになるなんてね、
って感じ。


ところでp78の写真。
ものすご~~~~~~~~~~~~~~~く「ピンボケ」
しているように見えるのですが…滝汗
写真撮って載せようとしたらなぜか携帯のカメラを通すと
「はっきり見える」=「ボケて見えない」状態に…
なぜ????????
このページだけカメラを通して見る仕様??????


特集的に「デニム」を取り上げてますが、
ハッキリ言って「変!」です。
デニムはやっぱり若い子の専売特許だとこれを見て
この雑誌の編集者もそろそろ認識してもいいのでは?
プロのモデルさん=足長い、背が高い が着てやっと
見れるレベルなのに一般読者の=足短い、尻でかい が着ているのを
見る限り「無理してカジュアル=デニム の構造は止めようよ」と
言いたい。
そもそもこの雑誌に掲載されている服の値段からして、
デニムの発祥が「作業着」であることを知っている人であれば
無理してそれも40代にもなってわざわざ作業着を取り入れなくても
いいと思う。
日本人は「おしゃれ~」となんでも飛びつきがちだけど
外国では「娼婦の服装」でも知らずに着てひんしゅくを買っている
位だから。
金はあっても知識は無い、と言う一番恥ずかしいことをファッションで
証明するのはどうかと思う。


ところで普段着に関して常々思っていたことを
林真理子さんのエッセイにあったので引用する。p27


「普段着と下着には気とお金を遣おう!」

あの時の気持ちを忘れてない?


家の中で何を着るか。これはとても重要な問題である。

(中略)

よって「よそゆき」と家の中の物とはかなり区別している。

(中略)

このニットは「二軍落ち」してきたブランド品だ。

買った時はかなりの値段したので、とても大切に着ていた。

「エイヤ!」と言う気持ちで買ったものだ。

外に着て行く時にだけ着ていたものを、

ついに本当に部屋着にする時が来た。

この時はかなり決断がいる。

(中略)

うんと高かったハイブランドのニットも、やっぱり家の中でだけ

通用する「おうち服」になっていくのである。

その転落はあっという間。かわいそうだ。

それだったら最初からファストファッションを普段着にすればいいでは

無いかと言う意見もあろう。

しかしそれをすると、心がすさんで行くような気がするのだ。

ファストファッションは大人の女性が面白がって外出着の

一部に取り入れるのが、一番おしゃれなやり方ではないかと

私は思う。

しかし普段着を全てファストファッションにするというのは

ちょっと悲しい。

安いからと言ってファストファッションをおうち着にしたくない。

それならばいっそ外に着て行って、

ブランド品の「二軍」をうちで着る。

あれこれ考えた結果、うちで着るものは中ぐらいのブランドの

バーゲン品にしようとした時もあった。

これならばそう気を遣わずにうちの中で着られるし、

肌触りもいいではないか。

そう思って大量に買い求めたものであるが、

やっぱり着ないのは不思議である。

気持ちが中途半端なせいであろうか

(中略)

「女は下着に凝ってこそ本当のおしゃれよ」

などとエバっていた私が、

いつの間にか通販やファストファッションばかり、

肉も付いてきてとても着られない。

普段着と下着に気とお金を遣う。

そんな女性になろうとしていた。

あのときにはもう戻れないと思うと悲しい。