Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

センスのいい女は安い服をおしゃれに見せるワザを持っている 為井真野

センスのいい女は安い服をおしゃれに見せるワザを持っている (幻冬舎単行本)
センスのいい女は安い服をおしゃれに見せるワザを持っている (幻冬舎単行本)
幻冬舎
2015-11-27
Kindle本

著者さんの名前がどちらも「苗字」みたいな人だな、と
全く違うところが気になったあたり。笑


それにしても超魅力的な題名ですね!!
この題名を見て読もう!買おう!と思わない人はいないのでは?
と思うぐらい戦略的には勝ち組。
で、内容は…
「ginger」と言う雑誌は20~30代の女性対象でしょうか?
確かにそれぐらいの年齢ならばここに掲載されているブランドの
服でも「安く見えない」ような錯覚に陥らせることは可能かもしれない。
今までコーディネートの本を借りてみて来たけどこの本ほど
「GU」を多用しているコーディネートは初めてかも!!!!!

ずばり!
over40(老け顔の30代も含む)の
「たるんだ、くすんだ、ハリの無い」状態の女がこのコーディネートに
丸っと身を入れたらマイナスがさらにマイナス効果で
「悲惨」なのがイメージとして浮かんだほど!!
プチプラのぺらっと感がさらに肉体の劣化を強調すると思う。


載っているコーディネートが通用するのはハリのある若々しい
人だけ。
さらに密林のレビューのお一人もお書きになっている
スタイリストの私服スナップが巻末に掲載されているのですが
うつむき加減が多いです。
頭重いの?
と言うより「姿勢が悪い」人だなあ…と。
これほど下を向くと自信が無いようにしか見えなくて
プチプラがさらなる低価格感を漂わせることになると思います。
特に一般人だと。
それこそ一般人が自分のファッションをブログを通じて見てもらい為に
公表していて、できたら顔出しはしたくないってことでうつむくのなら
まだしも。
服を強調したくてうつむくのならトルソーにでも着せて掲載すれば
宜しいのでは?
ある意味、ごく普通にどこにでもいる人がどこにでもあるコーディネートを
している=親近感を持つ ってことでは成功しているかもしれませんが。
本来の目的である「おしゃれに見せる」事に成功しているとは到底思えません。
安物の服を高く見せる秘訣はただ一つ、
「自信を持って堂々と背筋を伸ばして着ること」
(自分の内側から強いオーラを出すこと)
だと思います。