Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

瞳はセンチメンタル キャンディス・キャンプ

瞳はセンチメンタル (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)
瞳はセンチメンタル (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)
二見書房

最初から最後までイライラ感は尽きず…
と言うのもしょっぱなから登場人物の名前、地位、関係性を
「当然知っているよね~」ばりの展開。
AはBの妹、と簡単に説明があっても「そもそもBって誰だよ?」
みたいな苛立ちがず~~~~~~~~~~~っと続く。
例えば学校を一日休んだら休んだところを復習することなく
「もう知ってるよね」とばかりにどんどん説明が進んでいくので
焦りとなんというか不満と怒りと悲しみみたいな感情と共に一時間過ごす…
的な感じ。
完全な疎外感。読者完全に置いてけぼり~~~~~


結局「訳者あとがき」で

唇はスキャンダル (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)
唇はスキャンダル (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)
二見書房

↑これのシリーズ第二弾と言うことが判明。



全ての読者が一巻から読んでいるわけじゃないんだから
ヒーローとヒロインがなぜ惹かれあったのかあと言う肝心な部分は
省略することなく説明してほしかった。
「君の美しさに惚れた」ばっかり言っていたら
「身体目当て?」「顔がきれいだから惚れた?」と鼻白むでも仕方ないと思う。
背表紙の説明書きに「シリーズ第二弾」と入れてくれていたら良かったのに。
尤もそういった細かい説明が無くこれだけ読んでも消化不良を感じさせるのは
作者の力量が問題?