ペンギン鉄道 なくしもの係 名取佐和子
- ペンギン鉄道なくしもの係 ((幻冬舎文庫))
- 幻冬舎
- 2014-06-10
- 本
某さびれた鉄道になぜか生きた「ペンギン」がおり、
彼(?)は当たり前の様に電車に乗って一人(一匹)出かけていく。
そしてそんな彼を世話をしているのは赤い髪の笑うとアヒル口になるイケメン。
イケメンの本職は鉄道の遺失物保管所に勤める社員。
「遺失物保管所では言いにくいから『なくしもの係』です!」
ペンギンは社員なのか?と誰もが抱く疑問に対して
「ペンギンは働きません」と言われなおさら
「じゃあなぜペンギンが電車に…」と謎が深まります。
そんな感じで3篇。
そしてラストの4編目で謎が一気に解けて行きます。
前3篇の登場人物たちも「ゲスト出演」して
華々しくフィナーレを飾ります。
まさにそんな感じ。
4編目は謎が解けると共にまさに
「なくしものは何ですかあ?見つけ難いものですかあ??」
ただ一つ難を言えば
最後に語られる病気は「脳の良性腫瘍」ではなく「認知症」のような
気がしてしょうがないのですが…
因みに腫瘍は「切って生検に出して初めて良性か悪性かわかる」と
聞いたことがあるんですけど。
このブログへのコメントはmuragonユーザー限定です。