ニューヨーク流 本物の美の磨き方 エリカ
- ニューヨーク流 本物の美の磨き方
- KADOKAWA / 中経出版
- 2015-06-22
- Kindle本
なんとなく日本でしか生活したことが無い日本人が書く本よりも
外国の人が書いた本が読みたくなって借りたのですが、
何のことはないニューヨークに住む(そして成功した)日本人の
書いた本でした。笑
ときどき、日本人的発想に疲れます。(というか、今すごく疲れています)
「和を尊ぶ」が建前で「横並び以外は許さない!」が本音ですよね。
昔の親切な日本人って一体どこに?って思うほど、本書に書かれた
気遣いの出来るニューヨーカーの実態を読むと悲しくなるぐらい。
その一方で意外とニューヨーカーの生態について知らなかったな、と。
朝の通勤時間に電車が来ない。
ようやく来たと思ったら線路に電車がつかえているからと
停車せずに通過。
ホームにアナウンスなども流れません。
「見ての通りが現状です」と言うような暗黙の空気だけがただよっています。
そんな現状をゆったりと受け入れているニューヨーカーに大変驚いたものです。
短気な人がいないのか、精神的修行で気長になったのか、
小さなことにはこだわらず大きく生きているからなのか…
そろそろ信号が変わるという時、なんとしてでも信号を渡り切りたい
車が猛スピードで走ってきました。
そしてその車のタイヤが横断歩道前の水たまりを直撃し、
前方にいた女性の白いワンピースに泥水がかかってしまいました。
車は何事も無かったかのように猛スピードで走り去り、
泥水を浴びた女性も、まるで何事も無かったかのように、
颯爽と横断歩道を渡って歩いて行きました。
ニューヨーク暮らしは精神状態を冷静に保つ訓練のような一場面もあります。
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