VOGUE ON ココ・シャネル
注釈が付いていませんでしたが、なんとなくVOGUEという雑誌の歴史の中で
「シャネル」を取り上げたものを再編集(?)したものかな?
ところで先に藤本さんの本を読んでいて正解!
- シャネル (講談社文庫)
- 講談社
- 2015-10-30
- Kindle本
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こちらで人物像の大まかな性格と時代の背景を「学習」していたため
本書のさっと流したような説明では「?」だったと思う。
シャネルの幼少期の反抗的な性格は「孤児院に放り込まれた為」と
と本書では説明してあったけど、お姉さんも叔母さん(年がシャネルと近い)
もどちらも穏やかで「女の幸せは結婚」と当時の考え方に抗うことなく
生きていたのに対してシャネルは入った時から「こんな生活イヤ!!」と
上ばかり見ていたのはなぜ?と本当に不思議だった。
けれど今もそうだけれど「自立した女」と言うのはこれぐらい気性が激しくないと
「女社長」なんてやってられない、生き残っていけないのだろうな。
さて、当時のシャネルの服がイラストで掲載されています。
ん~~思っていたようなデザインでは無かったなあ…と言うのが正直な感想。
シャネルスーツぐらいしか見たことが無かったこともあるけど
かなりシンプルなストンとした服が多いように思った。
もっとドレッシーというか女性らしいのかと思ってましたよ。
むしろ男性デザイナーがそう言った傾向を持ち=動きにくく、胸やボディを強調
シャネルの方は動きやすくなおかつ体の線に沿って女性らしさを示し、
手刺繍やビーズを使って手作業が多い分、高価になる。
そして手作業の対価をきっちりと客に要求する姿勢がまあ下手すると
「ゴウクツババア」にしか思えなかった。
気に入らないと長年シャネルの下で苦労したお針子をあっさり首にしたり、
トコトン「女社長気質」全開で意外と長寿をまっとう!
恋人がいても結婚できないもしくは家庭内別居を経て離婚しそうなタイプ。
男に従うこともできないからパートナーとしては刺激があって楽しいのだろうけど
男にしたら「気が休まらない」ので他の女に目移りされるタイプの典型。
もう少し従順さがあればよかったのに…と思う…が多々見受けられました。
全てを手に入れようと欲張らないほどほどの方が幸せかもよ?
さてファッションだけを見る限り、
今の時代の方がシャネルのデザインは受け入れられると思う反面、
日本人の女性は「乾いている」人が多いので、やっぱり服装にもう少し
女らしさを取り入れた方がいいと思います。
一目で女性とわかるぐらいには。(笑)
本書にシャネルの名言が載っているのですが、今を生きる女性に対する
「応援」とも取れる言葉がたくさん!
服は買えなくてもこれらの言葉が載っている本
- ココ・シャネル 99の言葉
- 徳間書店
- 本
- ココ・シャネル 女を磨く言葉 (PHP文庫)
- PHP研究所
- 2012-02-03
- 本
- ココ・シャネルという生き方 (新人物文庫 や 1-1)
- KADOKAWA/中経出版
- 2009-08-03
- 本
- ココ・シャネル 凛として生きる言葉 (PHP文庫)
- PHP研究所
- 2015-03-04
- 本
などを読んでみてはいかがでしょうか?
因みにこれらの本を借りようとしたら「全滅」してました…
全部貸し出し中…
何かキャンペーンでもあってみんなの興味がシャネルに集中しているのかな???
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