Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

悪意 善意 江原啓之

悪意/善意 たましいの素顔
悪意/善意 たましいの素顔
小学館

あ~まさに一番自分に必要な「本」だと思った。
面白いぐらいに「悪意」にさらされやすい体質です。笑&泣
10年前に発行された本なのにまさに「今」の日本の出来事を
予見してます。親殺し、子殺し、無差別殺人など。


「悪意」に打ち勝つ方法として

1、相手の行為は許さない。けれど背景にある感情は理解する。

2、二次災害を防ぐために、自分の感情は捨てる。

3、インスタント思考に陥らない。

4、取るべき道を選択し、どちらかを諦める。

  両方は得られない事を受け入れる。

5、打ち克つために知恵を働かせ、戦略を練る。

6、「守護霊の視点」を持つ。


本書にもある通り「人の痛みは経験したことの無い人にはわからない」
ってことでしょう。


何の苦労も体験させず無菌状態で純粋培養していては、

心は育ちません。

様々な人とふれあい、この世に生きる人の痛み、苦しみ、悲しみを知ることが子どもの心の肥しになるのです。

表面的に人を判断したりせず、相手の背景にある事情まで想像できる力が育つのです。

想像力があれば、

人に優しくなれます。

人の愛と言うのは、

想像力の賜物です。

想像力が無いと、人を思いやれないし、自分をも思いやれません。


想像力が無いと、人生そのものにつまずいてしまうのです。

広い世界に飛び出して、様々な人に出会ってください。

それは「善意」を育てる行為であると同時に、

人生の醍醐味でもあるのです。



因みに私が嫌がらせを受けるのは多分これに類する人間だったからだと思います。


人の笑顔を見て、「のんきで幸せそうな人」としか思えないのは、

そういう背景を想像してみないからです。

だから表面に騙されて、ジェラシーを抱き、嫌悪するのです。

(中略)

いつも笑顔でいたいけれど、自分には出来ない。

だからいつも笑顔の人を見ると、非難したくなってしまうのです。





相手がどういうタイプの人間であっても、

簡単にコントロールなどされない人は沢山います。

逆に言うと、

コントロールされやすいから「コントロールしてやろう」と言う人間が近づいてくるのです。

実際に今、モラハラに苦しんでいる人には厳しい言葉かもしれません。

けれどそう言う「悪意」に立ち向かうには、まず、

「相手に支配されやすい自分」「相手の悪意を見抜けない自分」

「相手から離れられない自分」

の姿を、感情抜きで、冷静に見つめ直すことが必要なのです。

常に相手から虐げられているのが事実なら、その人から離れましょう。

夫婦なら離婚と言う道もあるし、親子でも距離をおけばいいのです。

(中略)

「悪意」のあるところに好んでとどまる必要はありません。

必要なのはその決意を自分の力ですること

「私を貶めて喜ぶ悪意には近づかない」

と決めること

それだけなのです。