見かけは読書日記。中身は毒吐き日記

読書感想を模した毒満載の日記。
普段は西郷どん=夫 に連れられた「犬」
ですが、気に入らないことがあると
一瞬にして「ケルべロス」に変身します。
特に「不倫&W不倫」ネタはケルべロスの
格好の餌食なので該当される方はご注意を。

水族館ガール4 木宮条太郎著

水族館ガール4 (実業之日本社文庫)
水族館ガール4 (実業之日本社文庫)
実業之日本社

※読後感イマイチ(なんてかわいいレベルじゃないし…って既にここから始まっている…)だったので、絶好調に毒吐いてます。



水族館の「かわいい系」と言えばイルカ、ラッコそしてペンギン。
と言うわけで今回はペンギンエピソードを中心に展開。
けどね。
この話って「須磨水族園」のHPを見たら書いてあるエピソードばっかりだね
って事がわかって超興ざめ。舞台裏が見えちゃったというか。
インタビュー取材したエピソードを繋ぎ合わせた「太鼓持ち記事」ならぬ
「太鼓持ち小説」ですか?と。

↑ 今回これについても書いてあった


正直このシリーズには「飽きて」ます。
と言うのも結局書いてあることは作家の言葉ではなく飼育員の言葉の
再構築である、と言うことに気が付いたから。
いわば本当の小説家が自分の言葉で読者に訴える力のこもった文章でもなく、
脚本家がより一層視聴者に言いたい事が伝わるように時間の制限の中で
精一杯表現する「本当のドラマ」ではもなく、
本作は「再現ドラマ」レベルなんだなあ…と。
「再現ドラマ」見て感動する人っています?
要はそういうことで。


何気に書いた(思いつきorノリor業界のブーム)一作目が当たって、
しかもドラマ化してしまい(更なる勘違いor調子に乗って)構想も不十分なまま
無理やり続編を書いている上、文庫書下ろしだから
一回も読者のチェック(こんな毒舌感想)が入らないまま、
精査(加筆訂正)する機会も無く、
飼育員から聞きかじった言葉をそれらしく皿に乗せてとりあえず体裁だけは整えて
世に(無理やり)出しましたよ、って感じ。
ダメダメな会社がやりがちなそのまんまの書類の流れですね。毒


上司なら言うでしょう。
「何を訴えたいのか」「もっとポイントを絞れ」
「自分の言葉で書け」「やる気を見せろ」
「人の言葉に乗っかっていていいものなんか書けないよ。」
トドメ
「こんなもんで納得(感動)すると思ってんのか?100年早いわ!」
言われる内が華…(遠い目…シクシク)

水族館ガール3 木宮条太郎著

水族館ガール3 (実業之日本社文庫)
水族館ガール3 (実業之日本社文庫)
実業之日本社

水族館に3年目にもなると1~2巻でやった「イルカライブのどじっこお姉さん」
ネタは通じずむしろ「経営母体の変化」に振り回される話に。
作者が元々『金融機関勤務を経て…』と紹介されているのを鑑みて
最終的には自分の得意分野に話を持って行くしかないのかな?


とはいうものの、一般に知られていない「ウミガメ」「ラッコ」「マンボウ」
といった姿形はすぐに想像できるいわゆる「なじみの深い生き物」なのに
本文に書かれている特性を知ればいかに「上っ面」だけを見て判断している
のかを思い知らされる。


主人公が来館者に向かってスピーチするp335~

「お伝えしたいんです。『かわいい生き物』の『可愛くない部分』も。

全部ひっくるめて、全てが水族の魅力。そう思っています。

でもそれって決して特殊なことじゃなくて、その、原点に戻ること

だと思っています。原点に戻ってこそ、歩きだせるんじゃないかなって。

私はまだひよっ子なので、今後アクアパークがどんな水族館に変わっていくか、正直、よくわかりません。

いろんな課題を抱えつつ、マンボウの様にマイペースなのかも。

もしかすると、イルカのように思いっきりジャンプするかも。

でも、どんなことになっても、アクアパークは皆さんにとっての

『マイ・アクアリウム』でありたいと思っています。

アクアパークは『みんなの水族館』なんです。」



市町村が経営(?)している施設って財政難になると初っ端に切られ、
売り飛ばされるか捨てられるかの筆頭項目だと思います。
「採算が取れない」
けれど、それって「思いつき」「ブーム」で職員がやり始めたことでは?
民間であれば「どれぐらい採算が取れる?」「長期的展望は?」といった
事がまずありきで話が進むのにその点は「どんぶり」なお役所仕事で
「なあなあ」でやるから先細りするのでは?
今とりあえず(市長の)人気が取れたらいい!みたいな。
経営と言ったものに「ど素人」な役人に任せるより民間および各プロ
(水族館なら飼育員or学者or獣医)の意見も聞けばいいのに…と。
あと、こういった娯楽とも言えずかといって学術オンリーではない、
ぶっちゃけ中途半端な施設な場合「遊び」が無い事には…
そもそも役所に入る人って「真面目で、勉強一筋」な人と言うか
採用側が「大学名」で採っている気がしてならない。
勉強ばかりして遊んだことの無い人に「遊び」の企画ができますか?
(飲み会の幹事をさせたら「その人」が一発でわかりますよね?)
ならいっそ、無名大学であっても一年間海外に居て
「あ、その国って電車が定刻に来る方が稀なんですよ。だからその時の
時間の潰し方が…」などさっと「AがだめならBがある」的な発想ができる
人の方が「強い」と思います。
そんな風に大学に入ってから様々な体験をしてこそ会社に入った時に
経験がものを言うのに、大学1年で会社が決まってしまう…なんて制度(?)
ありえないと思うのですが。
自分の会社がどんどん「面白みのない、大学名だけは一流ぞろい」になって
将来自分の頭で考えることのできない集団ぞろいになるとか思わないんでしょうか?
ふと、そんなことを考えた一冊。


って、モデルになっている須磨水族園を検索したら…

ほぼ、事実を小説化したかのよう…汗