読書日記ときどき愚痴日記

主に読書感想。(だったのに…汗)
かなり独断と偏見更に毒に満ち満ちた狭い世界を
自己満足で満喫しています。
また基本「アンチ不倫、特にアンチW不倫」派なので
今後そのような本を読んだ場合及びブログを読んだ場合は
手厳しく批判していくので該当される方ご注意くださいませ。

この闇と光 服部まゆみ著

この闇と光 (角川文庫)
この闇と光 (角川文庫)
KADOKAWA/角川書店
2014-11-21

国を追われ、盲目ゆえに「魔女」の疑いを避けるために
ひっそりと監禁されている「レイア姫」。
父王との甘い生活。それを邪魔するかのような「ダフネ」。
中世ヨーロッパの話???と思いきやCD、車、そして「テレヴィ」。
「テレビ」と書かないところに作者の「美意識」が見える。
そして夏目漱石、ピーターラビットとくると「え?いつの時代?
どこの国?」と嫌でも興味をそそるというか話にのめりこんでしまう。
下手な推理小説よりもミステリアスで謎を解きたくなる。
そして急変…
舞台がまるでコロッと暗転するかの変調。
そして「事実」に「…」。


至る所に作者の「銅版画」を習ったという片鱗が見え、
と言うよりも「作者の美意識」の「塊」とでもいうか。


始めの中世的な部分を受け入れたらそのまま引きずり込まれること
請け合いな一冊。
美術とか音楽そして文学がお好きな人には静寂な時間を
大好きな人と一緒に過ごす幸せ…
って感じで受け入れられると思う。