Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

「あの頃より断然きれいじゃない?」と同窓会でささやかれる女の秘密 大野梨咲

「あの頃より断然きれいじゃない?」と同窓会でささやかれる女(ひと)の秘密
「あの頃より断然きれいじゃない?」と同窓会でささやかれる女(ひと)の秘密
PHP研究所

内容以前にどうもこの人の「喋り方」と言うか文章がキモイ…
「キモイ」と言う言葉を50前の私が使うのもどうかと思うけど、
多分うちの夫がこの文章を読めば「尻がむず痒い」と言うと思う。
元々人気ブロガーさんらしいのでこう言った「キワモノ」の文章で
人目を引くのは作戦の内だと思うけれど、
この癖のある文章ゆえに読む気が失せるのはもったいないと思う。


因みにこんな文章。
「あなたは何を思っていたのかしら?」
「強く記憶しているわ。」
「綺麗な女の子が好きだったの。」
「愕然としたのよ。」
「ご経験されたのじゃないかしら。」


疲れるわ…こんな喋り方の人とリアルでは私、絶対無理…(疲)
これが「オネエ」が書いた「オネエから見た女たち!」系だったら
多分我慢できると思う。(もっといえば真性オネエはもっと端的でわかりやすい)
しかし、一応著者紹介で「真性女」らしいので今時の「女」が
逆にこの手の言葉使いをしないからこそ「違和感」と言うか
無理に上品に喋っている、そんなキャラを演じている気がしてしょうがない。
読めば読むほど「上品」には思えず、ただただ頭に浮かぶのが
造形はそのままなのにただただ顔中「しわだらけ」の「お蝶夫人」←わからない世代の方、検索してください「エースをねらえ お蝶夫人 画像」、
もしくは「ベルサイユのばら」のマリーアントワネットがやっぱり服装はそのままなのに
ただただ「顔中しわだらけ」みたいなイメージ。
この人の喋り方(語り口、文章)は上品に思えず、
子どもっぽく、どこか「お姫様ごっこ」をしているようにしか感じられず。
ときどきメッキがはがれるのか変な文章(言葉使い)になっているし…

上品に喋ると言えばリアルだと「叶姉妹」か「デヴィ夫人」。
叶姉妹のブログを読むと上品なうえ「賢い」と言う印象も受ける。
と言うのは彼女たちああ見えて「上から目線」の文章を書いていない
「こうすれば少しでも私たちに近づけるわよ(ま、庶民には到底無理ね)」
的な文章が見当たらずただただ「今日、こんなことがありましたわ」とか
「ちゃんとエクササイズしないと姉に怒られましたわ」など、
日常をさらりと書いているだけで嫌味が無い
逆に本書だと「こうした方がいいわよ」と親切を装った上から目線。
「~~してみた方がいいわ」「~していないかしら」と、丁寧だけど
実はものすご~~~く毒が含まれているなあ…と思った次第。
私の「直球の嫌味、毒」とはまた種類が違う。
言葉をオブラートに包みつつ「人を自分の思うように動かす」タイプ。
ああ、ねっちょり。←こういうタイプの女が嫌いだから余計に反発を感じる


学生時代よりキレイを増やした人がいにつけている3つのこと

「外見のアップデート」

「幸福感」

「大人の女性としての厚み」



まあ、大体のこの手の本が書いてありますよね。
けれどそれをこの「口調」で語るからもっともらしく思えるマジック。
「語り方」一つで上品に「綺麗な人」錯覚させるマジック。笑



p50

「昔綺麗だったのに、今はそれほどでもない人っているじゃない?

あれってどうしてかしらね?」


「外見なんかは当然として、ほら、

中身の無い人って言えばいいかしら?

子どもの頃は可愛ければある意味なんでも許されて受け入れてもらえるけれど、

大人がこういう場所でおどおどしていたり、変に威張ったり、

きゃあきゃあしていたらやっぱりそぐわないって思うでしょう?

そういうところもきちんと身に付けていかなくてはいけないのに、

抜け落ちてしまっていて、キレイが落ちたと感じるんじゃない?」



これぐらいの文体の方が読みやすいのに…