プレゼントは真珠 斉藤けん
- プレゼントは真珠 1 (花とゆめコミックス)
- 白泉社
- 2015-05-15
- Kindle本
気持ちがうつうつをするので歩いて古本屋に行って買ってきました。
斉藤さんの漫画は過去に
- かわいいひと 1 (花とゆめCOMICS)
- 白泉社
- 2015-05-01
- 本
- 天堂家物語 1 (花とゆめコミックス)
- 白泉社
- 2016-03-22
- Kindle本
と、買っているのですが天堂家の方が「絵が手を抜きすぎている…」と
イマイチだったので本作もそうだったら嫌だなあ…と思いつつも
パラ見して一応大丈夫そうだったので購入。
まあ、一冊108円だからな、と落としどころも見つけつつ。笑
絵は問題ないというよりむしろこちらの方が出版歴が古いので書き込みが
素晴らしかったです。(段々手抜きになって行った傾向…)
さて、そんな風に別に狙ったわけでもなく購入したのに、
一巻の巻末にはページ数の関係で短編が掲載されていました。
しかも、よりによってバイク事故で弟を亡くすという話…滝汗
正直、「え?そこまで引き寄せもしたくないし、シンクロもしたくねえ…涙」と
何この偶然の一致と言うかなんというか…
でも、読めと言うなら読みますよ!読書の神様!!!!!!叫
『冬のカノン』
2カ月前 弟がバイクの事故で死んだ
目撃者のいない衝突事故だった
弟はガードレールにぶつかって死に
相手は打ち所が悪くて失明したという
びっくりした こんなことが 自分の身近でおこるもんなのか
どうして 篤志が 死ななきゃいけなかったんだ
1つ下の弟の篤志は 真面目で 世話好きで みんなに慕われていた
しっかりした奴だった …俺とは違って
ぶつかった相手は小学生で 孤児院に住む 身寄りのない女の子らしい
こっちは加害者で むこうは被害者
「いや 篤志は悪くない。
女の子が飛び出してきて それを必死で避けようとしたんだ」
頭の中で黒い塊が渦巻くまま 「ユキ」と会った
「きっと コイツのせいで 篤志は死んだんだ…」
病室は静かで まるで一枚の絵みたいだった
その子はじっと 見えない目で 窓を見ていた
急に頭が冷えて それから 妙に冴えて
なんだか無性に
…悲しくなったんだ
このブログへのコメントはmuragonユーザー限定です。