Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

日本のお金持ち妻研究

日本のお金持ち妻研究
日本のお金持ち妻研究
東洋経済新報社

『専業主婦になりたい女たち』の中で年収800万クラスが
いわゆるイメージしやすい購買意欲やお付き合いに熱を上げている
「プチセレブ」的なニュアンスでしたが、こちらは「桁違い」のお金持ち。
世帯年収3000万~2億以上の方々からのアンケートを元に
「お金持ちの妻とは?」と言う実態調査。


ところでお金持ちの実態予測として

1、容姿端麗でお金持ちに見初められた「玉の輿仮説」

2、お金持ちの同士の結婚「同類リッチ婚仮説」

3、下積み時代から苦労を共に生きてきた「糟糠の妻仮説」

しかし、実際は「玉の輿結婚」らしきものが見当たらなかったそう。
むしろ独身時代から仕事熱心で、夜遅くまで働いていた「キャリアウーマン型の妻」
である。


ざま~~~~楽したいから結婚して専業主婦になりたい~~~なんて
ほざいている今時のクソ女には到底「金持ちの妻」にはなれないんだよお~ん。鬼
むしろブランド物には興味が無くただただ(「ケチ」とは言わないが)、
コスパをしっかりと考えた金銭感覚が身についた方々と言えよう。


p33

このことからも美貌の妻が見初められ、一躍玉の輿に乗る結婚と言うのは例外的で元々夫と同程度かそれ以上に恵まれた環境で育った妻が多いことがうかがえる。

又そうでない場合も、先に述べたように一般人と比べて妻の学歴の高さが夫以上に顕著なのであるから、その利発な潜在能力の高い妻の働きで、現在の豊かさがもたらされたと考えた方がよいだろう、

将来お金持ちとの結婚を予定する若い女性たちは、

美貌を磨くよりもまず知性を磨いた方が、はるかにお金持ちと結婚する近道であり、王道であると言えよう。



このレベルの金持ちになると「家事負担」だとか「保育所問題」もある程度
金で解決するから最近まで読んでいた「産むor働く」問題が一気に解決するな、
と思った次第。
仕事もしたい、子ども欲しと「欲張りたい」のなら、
自分の学歴を最高ランクにしておくのが解決法らしい。


ただ、本書に関しては前半は面白かったが後半は失速気味。
というか統計ばかりで興味を惹くものではなかった。
もっと正真正銘のセレブの思考形態などの普段の生活がもっと知りたかった。