Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

女性が働き続ける会社のすごい仕組み 雨宮健太

女性が働き続ける会社のすごい仕組み 結婚・出産で辞めない制度・組織・雰囲気のつくり方
女性が働き続ける会社のすごい仕組み 結婚・出産で辞めない制度・組織・雰囲気のつくり方
現代書林

美容院を経営している人が書いた本。
先の2冊よりこれが一番読みやすくわかりやすかった。
ただこの人は「経営者」としての視点で書いているので
不本意ながら(!)女性部下を持たされてしまったトホホ感が
無いので考え方が「前向き」。
そこがたぶん、企業でイヤイヤ女性と働いている人との違いも大きい。


p80

女性の特性1…コミュニケーションが何よりも重要

   特性2…競争を好まない

   特性3…感情的で感覚派

   特性4…変化を好まないが、変化には強い

   特性5…人間として惚れないと  動かない

   特性6…パートナーに合わせようとする

   特性7…売り上げより経費を抑えることが得意





p98
片方だけの意見だけ聞いて動かないようにしています。


残念ながら女性にありがちな事として、上司に取り入ろうとするというか、「悪口を先に上司に言いつけた方が勝ち」と言う「言いつけ合戦」みたいなものがあります。

でもそこで最初に言いつけてきた人の話を鵜呑みにしたのでは公平性に

欠けますから、両側から話を聞きます。


しかし最初に言ってきた人は、それを極端に嫌がるのですね。


例えばCさんから「Dさんがこういうことを言っていました」みたいなことを言われたとします。

「そうかじゃあ、ちょっとDさんに確認してみるけど、いいかな」と言うと

「いえ、それほどの事ではないんですが…」

「そこまでの事ではないので、もう大丈夫です」

と言われるパターンがとても多いです。



こんな風に「両方から話を聞く」ってことすら
時間を割けない上司ってなんだろうね、って思う。
「女同士の諍いに巻き込まれたくない、首を突っ込みたくない、
関わりたくない」って感じの人ばっかり(だった)。


あと、思うのは女性って「敵」がいる時は一致団結するということ。
例えば上司Aと集団Bが仲良くて、集団C、Dはイマイチ「蚊帳の外」。
そういう時はCとDは仲良く共同戦線。
ところが上司Aが異動して上司Eが来たら今度は集団CとEが仲良くなり、
はじかれた集団BとDが仲良くなる…
これならまだマシで「上司」と言う共通の「敵」が居れば一番安定するのに
それがいない場合が一番悲惨で、個人攻撃(or新人いじめ)が始まる…
それも古株が「ねえ…あの人ってさ…」と悪い方に音頭を取り、
それが面白いほど伝播する…
言いだす人の言い方の妙ってあれ、天才。
私みたいなタイプだと直接表現だけど、
そういう人って間接表現(含みをもたせる)で
思いっきり「毒」を一瞬にして伝播させる。
そして最終的には「え?私、そんなこと言ってませんよ」で逃げる。
影響力のある人もしくは古株の人が人間的にものすごくできた人でない限り、
悪い雰囲気って言うのはあっさり出来上がるから、
上司になる人や経営者の人ってそこら辺を見極めたら、
会社の利益(退職する人が減る)になると思うんだけどな。


確かにその仕事そのものはできないかもしれなけど、
その人がいれば雰囲気が明るくなるなど仕事以外の事で能力を発揮する人もいるので
「あの人、仕事遅い」とかそれが伝わる前に言われるのは気の毒だと思う。
とはいえ、確かに仕事はできないという職場においては「致命傷」を
どれだけ他の能力でカバーできるかどうかってのは
普段のコミュニケーション次第だと思うし。
失敗したのに謝りもしない、手伝ってもらったのに
「ありがとうございました。助かりました。」とかも
言えないのであれば悪口言われてもねえ…と思ってしまう。
ここはやっぱり上司が一段下がって女子(?)同士のコミュニケーションが
円滑にいっているか積極的に全員に声掛けするのがやっぱり重要かな?
上司が一番コミュ力が無いのが最悪&致命傷!


なんでみんな仲良くできないの?
もっと言えば「何しに職場に来ているの?
何のためにその仕事をしているの?
あなたの仕事は全体のどの位置になのか理解しながらやっているの?」
って聞きたかった。当時。