Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

「イヤなこと」を「いいこと」に変えてくれる本 高津りえ著

「イヤなこと」を「いいこと」に変えてくれる本
「イヤなこと」を「いいこと」に変えてくれる本
サンマーク出版

内容は大体既存&既読のスピ系とほぼ一緒。
ただ、違うのは本書の至る所に著者が「師」と仰ぐ
「斉藤一人」さんを賛美するところ!


例えて言うなら女子中学生が好意を寄せる男性教諭に
「せんせ~せんせ~一人せんせ~~~~」と懐いている感じ。
けれど大人がやるとはた目から見ると
「媚を売っている」ようにしか思えない文章。
結構なお歳だと思うのに、文章からあふれ出る「幼稚さ」というか
「私って、甘えんぼさん♡」ぽいという感じがする。
中学生だったら許せるのに大人がやるともう醜悪。
スピ系だから「柔らかい文章」になりがちなのは理解しつつも
なんだろうこの全体に漂う「どろっと」した「私いい人系」文章。
「わかるよ、わかるよ。うん、うん、大変だったね。
苦しかったね。さあ、楽になりましょう!」みたいな?
相談者の悩みに共感してくれてありがとう。
でも、こちらとしては一歩先の具体的な対処法が知りたいのですが、
って感じ。
母親に抑圧されていた息子に対してこの人が出したアドバイス。
「お母さんに向かって『この、くそばばあ!!』って言ってください」



それが言えるような関係ならこの年まで抑圧されてませんよ…汗
相談者がやはり躊躇したら次のアドバイスが
「では、ココロの中で唱えてください」と。
結果的にはそうやって相手に対して暴言を直接ではないとはいえ
表現することにより本来の「反抗期」を過ごさなかったから
あるべく親子関係が築けなかったからここで取り戻した…って話。


『ね、良いエピソードでしょ! 』


って、思えなかった私は「途中放棄」の道を選びました。
私は基本自分の中に「毒」があるので「私、ピュアな人間!」
を全面的に押し出してくる人が苦手です。


柔らかい文章を書くスピ系の人って自分の雰囲気に全く合っていない
ふわふわロングソバージュというかくるくる立て巻、
頭に大きなリボンを付けて、今まだ残っているブランドか知りませんが
「ピンクハウ×」系の服を着ているイメージ。
「うふふふふ~~~」と「素」で言いそうで怖い。