Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

身だしなみメイク 加藤智一

思わず触れたくなる美肌をつくる 身だしなみメイク
思わず触れたくなる美肌をつくる 身だしなみメイク
講談社

ただのメイクではなく「身だしなみメイク」でございますよ!!
「身だしなみ」…
ただ習慣的に化粧している私にとっては「アイタタ…」状態。


中身は簡単に言えばエッセイ。
これと言って目新しいことはほとんどないと思う。
髪と肌の艶。
年齢が上がれば上がるほど「乾いて」行くからそれを
いかに「艶を持たせ保湿をキープするか」。
本書内で40代になって同窓会に行くと
「厚塗りさんかすっぴんさん」のどちらかしか存在しない。
その中間である「感じのいい印象」を与えることができる
のが身だしなみメイク。


さて、読んでいて思ったのは「おばちゃん」って言われる
タイプはすっぴんなであっても内側からパワーが溢れていて
顔中で笑っているからそのすっぴんと言うか肌の調子なんて
気にならない。
一方で20代であっても無表情で心身ともに「乾ききっている」
人って「おばさん」って表現したくなる。
化粧していなくてもきれいに見える人って最終、
心身共に充実している人かもしれない。
アスリートが化粧してなくてもあの試合での真剣な表情を見たら
だれも不細工に見えない。(いい例が吉田の兄貴!笑)
けれど、テレビに出るからメイクされ、髪の毛を巻いて
ジャージではない服を着た途端申し訳ないけどその美しさが
半減どころか全くなくなってしまい残念極まりない。
メイクの技術うんぬんではなく、内側から溢れ出るものが
最終的にはその人を「美しく」みせるのでは無いだろうか。
そのことをもっと言及して書いてほしかった。
となると、所詮はメイク屋が化粧品を売ってor PRしてナンボ!
の視点で書いている本だと思った。