Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

何を着るかで人生は変わる しぎはらひろ子

何を着るかで人生は変わる (単行本)
何を着るかで人生は変わる (単行本)
三笠書房

なんとなく壮大な題名ですが書いてあることは
既読のスタイリストが書いている本と大差なく。
しいて言えば上から目線。笑
p3~

多くの女性たちがファッション誌の情報に振り回されて、

コーディネートや着回しにあれこれ悩んでいます。

(中略)

実ははっきり言ってしまうと「流行」「着回し」と言う

考え方すら忘れてほしいと思っています。

それらは、

あくまでファッション業界の都合で作りだされているからです。

自分のスタイルに合った服、クローゼットに気持ちよく収まる量の服。

それらの服で「あの人って、いつも素敵よね」

と思わせることができる人こそ、賢くて、おしゃれなのです。

オシャレな人には「スタイル」があります。

それは「自分がどうありたいかと言う意志」があるということです。

パリでは、おしゃれな人に送る最高の賛辞が

「あなたにはスタイルがある」と言う言葉。

そこには

「あなたの生き方と個性が、その洋服にはピッタリと重なっている」

と言う意味が込められているのです。


このプロローグが全てかな。
そして面白いことに先日読んだ「お金の基本」とも重なるな、と。
自分が自分の意思を持ってこのお金をどう使うか、服を選ぶか。
全ては「自分の意思」が決定するということ。
なんとなく…ではいつまでたっても似合う服は見つからないし、
無駄な服を買ってお金も貯まらない。
自分は一体どんな人間であるか。
それを口に出さなくても一発で他人に教えてしまうのが本来の服の意味。


その一方である年齢に達すると服にもお金をかけないといけないということも
判ってくる。
p68

そしてもう一つ、女性の体をきれいに見せてくれる服と言うのは

大抵値段が高いものだということです。

「洋服の値段は、パターン(型紙)の差」とも言われますが、

高い服は、

「女性の体をいかに美しく見せ、デザイン的に魅力的であるか」

と言うことに徹底的にこだわり、

何度も試行錯誤を繰り返して究極のライン、

つまり、型紙を作り上げることに、時間と労力をかけるからです。

さらに、安い服では最優先される

「なるべく少ない布地で服を仕上げるために細部を簡素化する」

と言ったことは決してしません。

だから贅沢に布地が使われた服は着た時に断然、

キレイに見えるわけで、あまりに安く、

型紙が美しくない服を着ていれば野暮ったく見えてしまいます。

例え同じ素材を使ってテーラージャケットを作ったとしても、

パターンが違えば、全く違ったデザインに見えてしまうのです。


などなど、結構上から目線の文章ですが(笑)、
「いいや~これで~」とだらけきった気持ちで服を選んで
いる自分に喝を入れるにはお勧めの一冊。


p42

よく「あなたの体は、今まで食べてきたもので、できている」

と言われます。

それと同じように、

「あなたが何を着てきたかで、あなたの人生は決まっていた」

と私は考えています。



こわいね~~~(笑)
仕事、婚活、など「上手くいかない~」と嘆いている人は
一読して今一度自分を見直すにはいいかも。