Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

危険な夜の果てに リサ・マリー・ライス



医師のキャサリンは、ある患者の命運を握るのがマックという指名手配者だと知る。彼を捜して秘密基地に向かう途中吹雪で遭難し、

ハンサムな顔に傷のある男に助けられた。この男がマックだと気づいた彼女は、なぜ彼が治療に必要な情報を握っているのか引き出さ

なくては――そう決心し、基地に滞在するうち、陰のあるマックに惹かれていく。一方のマックは、基地の存在を知る彼女をスパイだ

と疑いながら、心がざわめいて仕方なかった。だが、互いに疑念を抱きつつ肌を重ねる二人の前には重大な使命(ミッション)が…。

原題:Heart of Danger: A Ghost Ops Novel



というわけで、大半のロマンス小説は出会いました→ひとめぼれしました
→Hに至りました→誤解が生じてすったもんだありました→ハッピーエンドと
まあはっきり言ってパターン化されておりしかも単純…
とはいうもののそればっかりだと飽きられます。
よって、聡明で美人なヒロインとたくましいヒーローとの困難を潜り抜けて
一緒に達成することによりより絆が強く結ばれる…と言うパターンに
変わりつつあるのでしょうか?
本作、設定とか「読んだことあるなあ…」と思っていたら
こちら↓



同じ作家さんでした。
それならこのバイオテロみたいな科学が間違った使い方をされると一気に
恐怖心しかない…と言うサスペンスものに早変わりするのも納得。
軍事ものが好きな人にも結構楽しめるのではないでしょうか?
このシリーズ後2巻続くそうで。
マッドサイエンティストの野望はまだまだ続く…


あ、あらすじには「ハンサムな顔に傷が…」とありますが
今回のヒーローはブ男設定。さらに多数の傷跡があり相当崩れてます。
が、それをはねのけるだけの強靭な精神力や魅力でヒロインを陥落!
ある意味爽快です!笑