Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

ニューヨーク流本物の美の磨き方 エリカ

ニューヨーク流 本物の美の磨き方
ニューヨーク流 本物の美の磨き方
KADOKAWA/中経出版
2015-06-19

ほぼ一年前に読んでました。

この方「ニューヨーク流」と言うシリーズをたくさん書いてらっしゃいます。



前回も結構抜粋しましたが今回も引用させていただきます。
長くなると思いますので、お時間の無い方はcloseを。



p124~ プライベートの領域をしっかり持つ


あなたは職場やママ友、あまりよく知らない人、全く知らない人から

必要以上に質問を受け、居心地悪く感じたことはありませんか?

例えばタクシーに乗り、

運転手さんにこのような質問を受けたとしましょう。

「独りで住んでるの?」「どんな仕事をしているの?」etc.

これらはたまたま乗ったタクシーの運転手さんに答える必要のない質問ですね。

なぜなら個人的な事であり、公にする必要が無い事だからです。

この様な時は

「プライベートな事ですから(お答えしません)」と言います。

またプライベートな事をペラペラ話す間柄ではない人に

「昨日のデートはどうだった?」と興味本位で詮索するかのような

質問を受けた時は

「私は自分の事をペラペラしゃべらない人なの」などと言います。

するとこれらの質問をした人たちは「ごめんなさい」と過剰な質問で

あったことを謝ります。



あなたも語りたくないことを根ほり葉ほり聞かれることがあると思います。

本当は答えたくないけど、答えないわけにも行かず、

いつも後味が悪い思いが残ったりと言うこともあるかもしれません。

この様な場面に遭遇した場合は、欧米式でサラッとかわしていきましょう。

対処方法は

「プライベートな事ですから」とにっこり笑って答えるだけです。





又相手に品性のかけらも無い場合は「は?」とか

「え?それどういう意味」とさらに突っ込んでくるかもしれません。

その時は欧米式に二つ目の言葉をさらっと言いましょう。

「私、あまり自分の事は話さない人なんですよ」

そしてにっこりとほほ笑む。





個人の領域に土足に踏み込んで、詮索してくる人を撃退するには、

この二つの品格ある言葉が最も威力を発揮します。

しかし、言い慣れていないと、

不自然な言い方になったり顔が引きつって

ニッコリ微笑み忘れたりしますので、

しっかり自宅の鏡の前で練習しましょう。

とげとげしい喧嘩口調や不快感を表したりせず、

優しく柔和な雰囲気で、

バシッと言うことがポイントです。

相手が誰であれ、ひるむ必要はありません。

下品な質問には答えなくていいのです。

個人的な事と公にすること、この世のすべては二つに分かれており、

それを決めるのはあなたです。

そしてその二つをしっかり分けて生活するのは、

品格のある生き方であり、美しい人の証です。