謎好き乙女と奪われた青春 瀬川コウ
- 謎好き乙女と奪われた青春 (新潮文庫nex)
- 新潮社
- 2015-02-28
- 本
藤ヶ崎高校一の美少女、早伊原(さいばら)樹里は恋愛に興味がない。友情にも興味がない。もちろん、部活にも。彼女が愛してやまないこと、それは日常に潜む謎。衆目の中ですり替えられた花束。学年全員に突如送られた告発メール。教室の反対側からの不可能カンニング。やがて僕の過去が明らかになるとき、「事件」の様相は一変し……。彼女と「僕」が織りなす、切なくほろ苦い青春ミステリ。
天下の新潮社から出ていますがライトミステリー系の「ラノベ」。
この本で「夏の感想文を書け!」と言う宿題が出たら非常に困る。
頼むから課題の一冊にしないでね、先生!!と言うところか。
さて、ミステリーってある意味「間違い探し」に似ていると思う。
図Aと図Bの違いはどこ?みたいな。
文章の違和感とか視点の違いとか「おや?」の部分が結構重要で。
で、今回最後まで自分の「おや?」が解決しなかった点をひとつ。
先に上げた紹介文にも「藤ヶ崎高校」とある。
p8にも
藤ヶ崎高校のしきたりだからである。
とある。
ところが3章が始まった途端、
p128
本文:若草高校2年3組、矢斗春一は…
である。
これは単なる純粋なミスなのか、それとも最終的な「ひっかけ」
なのか不明なまま一巻終了!
ハッキリせずにもやもやするうううううううううう~~
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