Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

成功している人は、なぜ神社に行くのか? 八木龍平

成功している人は、なぜ神社に行くのか?
成功している人は、なぜ神社に行くのか?
サンマーク出版

ネット記事で紹介されていたので、予約待ちを結構してから
やっと読んだ本。



の割に、なんなんですか?この本!!!


最初は軽妙な語り口で「ふんふん」と興味深く読んでいたのですが
途中からトーンが変わり「これ…宗教本ではなく、自己啓発入った
ビジネス本??????????」と。
これ、一体ジャンル分けするとしたら一体何?
後半はもう付きあいきれず、パラ見終了!
内容がね『ムー』レベルと言えば分りやすいかと。

ムー 2018年7月号 [雑誌]
ムー 2018年7月号 [雑誌]
学研プラス
2018-06-09
Kindle本

「これは~なのか?」
「もしかすると××なのかもしれない」
と言った要は「憶測」を「いかにも事実ですよ」と含みをもたせつつ
興味を引っ張りながら実はそれが真実かどうかなんて関係ない!!って感じ。
本文にも「確証はありません」とか堂々と書いているし。汗
ただただこの八木って人が「思いつくままに面白おかしく書きました」
ってぐらい低レベ…(以下自粛)


更にひどいことに、そんな低レベ…な内容に対して
アマ×ンのレビューが100越えしさらに☆5が付くと言う意味不明振り。
それらを読むと「神社に行きたくなる」「実践したいです」
とかなんというか、今の日本人(の特に若い人)って「単純」というか
「純粋」と言うか「大バ×」というか。
こんなに簡単に洗脳されていいのか?とびっくり。
せめてもう少し類似分野を読んで比較検討しろよ!!って言いたくなる。
こうやってあっさり単純に信じ込むこの「純粋なバ×さ加減」が
「オ×ム」のようなエセ宗教集団に取り込まれる素地となるんだろうな、と
なんとなく理解できた気がする。


著者の「科学者」と言うもっともらしい社会的地位の肩書と
「触覚型霊能者」と言うめちゃめちゃ怪しい(笑)肩書とで
あっさり騙されているよなあ…
読み捨て雑誌の面白おかしい系の記事としてなら楽しめますが、
書籍として世に「これが正しいですよ」ぽく出すのはどうかと思うし、
読んで実践してその結果は「自己責任で」とかなり強く言いたい一冊。