Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

めんどうな人をサラリとかわしテキトーに付きあう55の方法 石井琢磨著

めんどうな人を サラリとかわし テキトーにつき合う 55の方法
めんどうな人を サラリとかわし テキトーにつき合う 55の方法
総合法令出版

弁護士が色々な場面の「面倒な人」を想定して
フツーの人、上級者、達人の3タイプに分けて
返答の仕方を書いています。
確かに、理論的な場面では有効かもしれませんが
私が普段生活している場面=ごくごく普通の女性相手=いわゆるおばちゃん
相手にこの返答、特に「達人」レベルで返答したら
めんどうな人がより一層面倒になると思います。


例えばp101

上司の意見がコロコロ変わる時

「あ、それこっちに変えておいて」

面倒な人=朝令暮改上司


フツーの人…わかりました…(なんで?)

上級者  …前はこう言ったじゃないですか

達人   …変更になったのは、何か理由があるのでしょうか。




パート先等であるあるじゃないですか?こういう場面。
もう、面倒だから「フツーの人」を選択した方が無難。
むしろ「達人」を女性が多い職場でやると陰で、
「いちいち反論するだけ無駄なのに…アホと違う?」と
言った方が悪者扱い、しかも同僚から!ってなりませんか?
(若かりし頃はやっぱり「達人」をセレクトしていて
結局自分が「居心地が悪くなって」自分が職場を辞める…と言う
流れになりました。)


女同士でこの本に載っている事例で反論すると
「はあ?何言ってんの?意味わかんない!!
バカじゃないの!!!!!!!!!!!!!」
とめんどくさい人が逆ギレすること受け合い。
(受け合いたくないが、めんどくさい人と言うものは
結局自分の言い分が正しい!と信じ込んでいるから
言うだけ無駄ってことですよねえ…溜息)



そもそも世の男性が自分の奥さんや彼女と言ったものが感情的に
キレているのをまる~~~~~~~く納めることができますか?


そして。
「達人」を駆使する方がむしろ「めんどくさい人」認定されることも。
例えばコメント等でめんどくさい「絡み」にあった時まず最初に
「あ、めんどくせ奴~」と思うもの。笑
そもそもコメント欄みたいな小さな枠でme too意見以外を書くこと
自体どうかと。議論が発展するわけない。平行線。(自戒を込めて)
商売でもお金で済むならそっちを採用する方が得策!ってことで
クレーマーの要求をさっさと呑んでさっさとお引き取りしていただく。
もう来ないでね、の意味を込めての返金。
そこを読み違えて「私、正しい事を言ったから要求が通った」と
勘違いして他店でも同じことをやるんでしょう。
日本はお互いに納得するまで徹底して議論するという土壌ではないのだから、
どちらかがめんどくさがって早期終了(解決)を目指す。


終わりにに筆者はこう書いてあるがp252

常日頃、法律相談に来る人を見ていて思うのは、

問題に取り込まれて苦しんでいく人と、あっさりと

問題を乗り越えて人生を楽しんでいる人がいるということだ。

目の前の出来事にどのような反応をするかで、

未来は変わる。

ある反応をすれば、決まりきった檻の中での結果しか出ない。

違う反応をすれば、世界が開けて見える。

その反応は、あなた自身の人生を変えるだけではない。

あなたの反応を見た人の人生を変え、やがて社会を変えていくのだ。

あなたが、面倒だと感じた時に、どのように反応するか。

そこが分岐点だ。



まあ、今の世の中自体が幼児化しているから、大人の対応をするのって
イコール我慢と言うことに他ならないのでホントしんどいですよねえ…