不倫は家庭の常備薬 田辺聖子
- 不倫は家庭の常備薬 新装版 (講談社文庫)
- 講談社
- 2016-04-08
- Kindle本
面白い!その一言に尽きる一冊でございました。
不倫したくなる女の心理、不倫している男の言い分。
なるほどな!と双方の言い分が明確にわかりやすく
書かれているので非常に参考になりました。
引用しようと思うと「一冊丸々」になるのでこっち系で
お悩みの方は是非一読を。
妻側から言わせれば「なんだ男と言う生き物は
家の中では無口&不親切&気が利かないのどうしようもない
生き物なのに、外の女には明るく楽しく陽気な男を演出
するものなのか。それもどこの家の男も一緒か!!」
とわかれば「あははは…」って感じ。
要は「この人は夫とは違う!!」と思って不倫したところで
一皮むけば「一緒」。ホント、どこの家も似たり寄ったり。
p138
「かしこい人が不倫するか」と結城サンは反論した。
「アホやから、不倫するねん」
「アホのすることかなあ」
「アホというより、脇役やな。脇役しか不倫できへん。
主役は出来ません。
モテすぎる人はいつもおもろい目みてる、そういう人は
不倫の楽しみも薄い。一向もてへん、脇役がやってこそ、
不倫のうまみがじっくり味わえる。アホに与えられた人生の
恩恵やな」
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