人形愛 秘儀 甦りの家 髙橋たか子
最近読む小説はラノベか一般小説分類なのにラノベに限りなく近い本
ばかりなので、今回の本の様にいかにも「文学」「哲学」「内向探究」な
本を読むと非常に疲れた…というより「全く理解できなかった」!!笑
最近の本は簡単に言えば出来事をずらずらと書いてあるだけで
そこに作者は何を言いたくて、何を考えて、何を訴えたいのか
という「深く突き詰めた」ものは一切ない。
一方、この本の様に昔(初出誌は1976年、1978年、1980年)
の本はむしろ「なぜ私は生きている?」みたいな常に「問う」形
だったのではないだろうか?
政治や経済について議論したり討論したり。
そうやってお互いの考えを理解することに時間を割いていたから
人を理解しようと努力していたのではないだろうか?
一方、現代では人と語り合うなんて時間の無駄!ではないけれど
避ける方向にある。めんどくさい。しんどい。
時間に追われすぎていちいち他人の意見を聞いている暇がない。
自分の目の前にあることを処理することで精いっぱいだから
他人が立ち止まってあれこれ考えていることを考慮することが
出来ないのだと思う。そこまで関わっていられるか!てな感じ。
真剣にかかわるとしたら「身内」までが許容範囲だと思う。
とはいえ、身内でも放棄しているのが実情ですが。
(簡単に殺しちゃってるもの。統計取ったらすごい結果が出ると思う)
この作家さん、多分生きづらかたのでは?
正直感想を述べるとしたら、
「病んでいる」「逝っちゃってる」そんな感じ。
そうやって、リアルではやっぱり距離を取るだろうな。
心の広い優しい人だけ付きあえばいい。私には無理。
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