Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

下町和菓子栗丸堂3 似鳥航一

お待ちしてます 下町和菓子 栗丸堂 (3) (メディアワークス文庫)
お待ちしてます 下町和菓子 栗丸堂 (3) (メディアワークス文庫)
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス

相変わらずこの人の文章「嫌いだ」。
すべてが中途半端と言うか座りが悪い。
ときどき脚本のような文章になるのもイラつく。
ラノベ御用達用語の「篠突く雨」だとか「鑑みる」を
使っていないだけマシとはいうものの文中「瞠目した」とか…
それまで散々ふざけた軽い文体なのになぜそこに「瞠目」みたいな
意味がすぐにわからないような用語を使う?と突っ込みたい。


ヒロインがいいとこのお嬢さんなのは最初からうっとうしいほど
強調していて今回「日本最大の和菓子メーカーの社長の娘」と言う
事がわかった上で改めてこの人の喋り方を振り返ると
「やー、×××」「あー、×××」と文頭に変な言葉を付けるわ、
「×××、ですねー」「ございますー」と語尾を伸ばす喋り方。
お嬢さまとしてどうよ?と言わずにはいられない。
それを一種のキャラの特徴にしているのかもしれないけど、
「頭悪そう」感は否めない。
そのくせ和菓子に関する知識と言うよりうんちくは相当あるという
裏腹キャラ。
10代の子はこれがいわゆる「通常運転」だから違和感も無く、
読めてしまうのだろうけど、おばちゃんにとってはかなり違和感が
ありすぎてホント疲れます。
因みに今時の高校生に「瞠目の意味わかってる?」と聞きたいですね。毒
メイン読者層に意味が一瞬で通じないような言葉を使う意味がありますか?



文句ばかりで、じゃ読むなよって突っ込まれそうですが、
今回書架あったシリーズ全部借りちゃったんで
読むしかないんですよね。
理由は↓これで愚痴った通りです。



これの一冊目が面白くて次巻以降を借りに行ってなかったら
腹が立つから今回は全巻借りたんですけどねえ…
失敗でしたね。