Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

「何もつけない」美肌術 牛田専一郎

「何もつけない」美肌術
「何もつけない」美肌術
主婦と生活社
2015-05-01
Kindle本

こりゃ~またなんというか刺激的と言うか画期的と言うか…
肌が痛むのは「化粧品やその他の界面活性剤と言ったもので
余計に傷つけているから」じゃ、いっそのことそう言ったものからの
「接触を止めましょう!」と言う趣旨の本。
著者は「非接触生活研究会」の代表理事さんらしい。


まあ、書いてあることは「実行するには厳しい」の一言。
今までの日常をいわば「全否定」しているようなものですから。
界面活性剤ぐらいは「洗剤で肌荒れをした」などでお世話になっている(?)
から「ああ、あれね…もっと手肌に優しいものは無いのかしら?」と
思いつつも「安い」からついつい使ってしまう。
ところか本書では「石鹸」もNG! 塩や炭と言った自然素材もNG!
重曹もNG!と一般的に「手肌に優しい」イメージの物がことごとくNG!


要は本当に「何も付けない」生活をすることによって
「キレイな肌」を手に入れることができる模様…
ここまで来たらなんか「隠遁者」「修行僧」みたいなイメージ!笑
だって、シャンプー、香水、毛染めもだめだし、パーマもねってなるわけで
基礎化粧品がNGなのだから当然ポイントメイクも制限がある。
それは私の嫌いな「すっぴんさん」ってことですよね?
確かに完全なすっぴんさんになって美肌を手に入れた人ならきっと
輝くオーラを身にまとっていてそれなりに美しいのかもしれませんが
一つ間違えると「ただのズボラさん」「コスメにかけるお金が無い気の毒な人」
認定されそう。
髪型も「わかめちゃん」レベルのボブか中学生の「段カット」位?
ワックス、その他もろもろは毛につけるのはNGですから…
何より、今の時期「日焼け止め」がNGなのはかなり堪えます…汗


とはいうものの、やってみました。昨晩。
UVのリキッドファンデを使っていたのでクレンジング&洗顔料と言う
一番肌によろしくない(と書かれている)パターンで洗顔後、
まさに何も付けずに寝てみました。
入浴後から寝るまでの間の1時間は確かに肌がつっぱっていたのですが、
翌朝=今朝 肌が柔らかい…汗
あれ、マジですか?いっつもあれだけ化粧水やクリームを付けているよりも
柔らかいってどうよ?!
この柔らかさは「ハリが無くなった=垂れてきた」って方でしょうか?
そこがちょっと気になるものの、「もし本当に化粧品が必要ないのなら
今までつぎ込んできたあのお金は一体何?」と複雑な気持ち。
で、今朝、水洗顔後、何も付けなずにクリーム状の「日焼け止め」を塗ってみた
のですがこれがなんと!!ヒリヒリして痛い!んです!!
今までは化粧水+クリームの上からこれを塗ってもなんともなかったのに
ダイレクトに日焼け止めを塗るとここまで痛いとは…
因みにこの日焼け止めは「クレンジングを使わずに洗顔料だけで落ちる」と言う
いわば「軽め」処方なのに…滝汗


どこまで止めれるかは自分次第でしょうが、この本で唯一商品名が
具体的に書いてあったのが

トップ クリアリキッド 洗濯洗剤 液体 本体 900g
トップ クリアリキッド 洗濯洗剤 液体 本体 900g
ライオン
2015-02-12
ヘルス&ビューティー

洗剤が衣服に付着したままだと化粧品を止めても肌かぶれが治らない!
って言う原因に繋がるのだそう。
この商品だけは「すすぎ後に成分が残留しない」と言うお墨付きだとか。
なら、他の化粧品とかその他もろもろも「これならいける」と言うものを
具体的に書いてほしいもんです!!!
世に流通している商品のほとんどが肌に悪い!としかいいようがないので
「え?これもだめなの?」とかなり読んでいて疲れました。
家族とタオルを分けろまでは理解できますが洗濯機を分けろとか言われたら
険悪ムードになってまで実践する必要性はあるんだろうか?とか。
うちみたいに頭カチコチ人間を夫にした場合、かなりしんどいです。
というより「不可能」に限りなく近い。


で、この説が実は「真実」であったとしても、多分「抹殺」されると思う。
と言うのも、これが「常識」になると世の踊らされやすいバカな女が
一斉に化粧品を買わなくなる。
すると広告収入で成り立っている「女性誌」が売れなくなり、下手すりゃ倒産。
同様に、ドラッグストアで売っている商品の大半が売れなくなると、
CMのスポンサーがこれまた倒産することによってテレビ番組自体も
存在が危うい。
また、化粧品を使うことによって肌荒れが起こって、医者に駆け込んでいる人が
いるのだからこの患者が来なくなることによって皮膚科医が商売あがったり。
実際、歯医者が今までの様にただの治療してはい終了!と言った診察形態から
「予防」と言う名の「定期検診に来てね」と顧客の引き留めにかかっているのを
見れば医療業界も甚だ怪しい。
医療と言えば最近製薬会社も化粧品に進出してきているが、
ある意味商品を世に出して「有料モルモット」として実は
未知数の商品の可能性を調べているかもしれない。
(不安定なまま世に出したカネボウ、とか茶のしずくとか…)


マスゴミがこういう時だけは手を組んで「非接触生活はガセ!」と
キャンペーンを打ってきそう…
自分たちの生活が懸かっているならこれぐらい握りつぶすのは
わけないですもんね。


ぶっちゃけ「美人女医」がシミしわなどは最終的には「美容整形」
(ヒアルロン酸、ボトックス)すれば一発問題解決!と言い切ってますからね。
ああ、医者が言いそうなことだ…
情報に踊らされない事。それが一番重要!


というわけで、肌断食するにしてもあくまでも「自己責任」。
更に肌が悪化しても実行したのは自分自身だし。
怖いよね~


けれど病気の時に風呂に入らないと妙に肌が艶々していることがあるのも
事実なので全面否定するにはちょっと惜しい説。