天使と悪魔 下巻 ダン・ブラウン
- 天使と悪魔(下)
- 角川書店
- 本
2003年発行
帯に「科学と宗教の対立を描く深遠なテーマ」とあるように宗教は科学に取って代わられるのか?それとも化学は宗教を超えられないのか?
あなたはどちら?
作者がここで読者に問いたかったのがp126~134にかけてカメルレンゴの口を通しての言葉だと思う(私ですら心を動かされそうになった)
皮肉なことに親の宗教主義によって適切な処置をしてもらえずに障害を負うことになった科学者
科学の力によって救われた教皇・司祭
お互いに共存し、助け合って成り立っている
映像化を想定していたかのようなバチカン・ローマの市内探索?
実物を見ないと何とも言えないので画像検索しながら読むのは楽しかった
(なるほど、なぜここにピラミッド?と言う場面もあり、書かれていることが真実に近いのでは?と思わされた)
とはいえ、行方不明者を探すのに素人一人に任せっきりで警備の人間を全く配置しない、
バチカン内部と連絡を取り合うのに一般回線しかないのか?と思う様な電話の不通
無線機とかバチカンは持っていないのか?などアクションシーンを入れるために(ヒーロー化するために)としか思えないような「警備の穴」っぷりがなんとも…
確かに、ある意味「インディージョーンズ」を彷彿させますね
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