Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

Black Lagoon 4~5巻 広江礼威

BLACK LAGOON コミック 1-10巻セット (サンデーGXコミックス)
BLACK LAGOON コミック 1-10巻セット (サンデーGXコミックス)
小学館

4巻から5巻にかけて舞台が日本になった途端、
一気にトーンが暗く…
普段の生活の中においてそこに「決断」とか「覚悟」があって
自分の進むべき道を選ぶなんてことはまずないと思う。
ましてやその決断or覚悟には「遅かれ早かれ死(殺し合い)しかない」
と言う場合は特に。
これを嫌でも決断せざるを得なかった登場人物の事を考えると
普段自分がどれだけ安全な場所でのほほ~~んと
高みの見物でお気楽に生きているのかを思い知らされる。(ロック同様に)
今の日本でいつどこでテロで命が危機にさらされるなんて
危機感を持っている人間がどれ程いる?
歩きスマホしながら人にぶつかっても殺されるなんて恐怖心も無く。
自分の後ろに立っているやつが至近距離で2発ぶち込んでくるなんて
夢にも思わない国。
それが未成年のオマワリがやっちまう時代になったんだぜ?
へたすりゃ、いつ警察や自衛隊が「国の為に」と民間人に銃を向ける
時代になってもおかしくないんだぜ?
銃が簡単に手に入って撃てるってことはそう言うことなんだよな。
平和ボケしている場合か?
山口組がハローウィンにお菓子を配るのに長蛇で並ぶって感覚は
将来自分の子供がシャブ漬けになったりチャカを手にすることも
ましてや変態向けのAVに出ることなんて1%も「ありえない」と言う
砂上の城に住んでいるからこそできたこと。
(お菓子にある種の薬が遅行性で仕込まれているっていう可能性だって
あるんだぜ?時限爆弾みたいにいつ爆発するかわからないレベルのものが
この世にあるって思わないのかい?)
今までのやり方が全く通じない。義理とか人情なんて全く理解できずに
衝動的に行動(人を殺して)してしまうそんな時代になっているんだけどな…
(作品が描かれたのが10年以上前なのに「頭のいかれっぷり」は
もうこれを凌駕しているのが今の日本かも。
シャブより簡単に手に入って脳を溶かす=自分で物事を判断できなくなる
スマホっていう麻薬の浸透率がコワい)