おら おらで ひとり いぐも 若竹千佐子
- おらおらでひとりいぐも (河出文庫)
- 河出書房新社
- 本
正直タイトルの意味が良く分からなかった
「漢文」とまでは行かなくても「古典」の教科書か!!って思う様な東北弁の難しさ
とはいえ、なぜか良く分からないけどなんとなくわかる様なリズム感のある文章
70代の桃子さんが主人公
どこか私の母の様で未来の自分かと思う様な造形
それ以上に自分と重なるのが桃子さんの40代の娘である直美
p35~ から直美と桃子の「因縁」「わだかまり」について供述あり
p47
「お母さんはお兄ちゃんばかりをかわいがる」それが直美の本当の不満だった
この辺りはホント共感というか私そのものの感想
そして母親に猫かわいがりされている長男と言えば
p46
かあさん、もう俺にのしかからないで、家を出る時に行った最後の言葉は忘れられない。
とまあ、似た様な境遇
桃子さんがわかりそうでつかめそうでつかめない、そんな読後感
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