後宮の烏2 白川紺子
- 後宮の烏2 (集英社オレンジ文庫)
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この本を読んでいてやっと『親王殿下のパティシエール』がおもしろくない理由がはっきりした
本来小説とは登場人物の口を借りて「作者が言いたいこと」を代弁させるものに対して、
「親王殿下のパティシエール」は全く作者の気持ちが描かれることなく淡々と風景描写
に終始しており共感もしなければ印象に残る言葉もないから「読んでも得るものがない」
から「面白くない」という感想になったのだと
p35
「ええそうでしょう。ですから、娘娘はおやさしいんですよ。
だって、手を尽くしてらっしゃるじゃありませんか。
優しさって、思いじゃなくて行いでしょう」
引用できる部分が一冊の本の中にたった一行でもあればその本は読み手にとっては
「良作」
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