Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

ハッピー・レボリューション 星奏なつめ

ハッピー・レボリューション (メディアワークス文庫)
ハッピー・レボリューション (メディアワークス文庫)
KADOKAWA
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お仕事小説+ラブコメ というのは前作と変わらない設定
ところが個人的感覚として「80:20」ぐらいでほぼお仕事小説といってもいいほど!
正直、前作のバカップルの方が単純に「おもしろかった」というか、
年齢的に定年が視野に入ってくる私には「お仕事」は今更感大!なので!


主人公は30歳誕生日を目前にして急に自分の立場が
「結婚未定(彼氏もいない)・仕事もノンキャリ」と気づく
独身アラフォーの先輩・キャリア意識のある後輩双方から


p14~

「本格的に始まっちまうねえ、恐怖のアラサー恐慌が」(中略)

「アラサー恐慌…?」

「これまで若さで底上げされていた女としての評価が、25を過ぎたあたりから徐々に低下___下降を続ける女子力はひとたび30を迎えようものなら後は…」

あとは…?ゴクリ、とつばを飲み込む夢子。(中略)

「暴落するのみさ」


と、急遽必死こいて彼氏見つけて結婚するぞ!!と似合わない服を着たりかと思えば
仕事がんばるぞ~と張り切ったり…とハイテンションで書かれているだけに
読んでいて疲れるドタバタ劇…


自分が30歳の時はすでに結婚して子供2人いて専業主婦だったから、この
「アラサー恐慌」の洗礼を受けずに済んだことから正直「共感」できなかった


また、この作家さん若い人かと思っていたけれど、どうも出てくる単語的に
私とあまり変わらないのかな?
冒頭でいきなり

p9「リボン付きのゴム」

p39「アラレちゃん眼鏡に合わせてきたのだが」

p57「あ、確かシータがそんなの穿いてませんでした?ドーラおばさんに借りた服!先輩ラピュタでも探しに行くんすか?巨大な女子力石を求めて?」(中略)

無難なグレーと迷ったんだけど、あっちはジオングが頭をよぎってやめたんだよね。


ジオング…爆!!!   画像お借りしました


画像おかりしました  ドーラおばさんの服


後輩君との絡みというか「ジョイナちゃん」とのやり取りをメインにした話にしてほしかったな、というのが感想