Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

腐女医の医者道 さーたり

腐女医の医者道! (コミックエッセイ)
腐女医の医者道! (コミックエッセイ)
KADOKAWA
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先に感想を書いたこちら↓の一作目




こちらはどちらかと言えば「女医の子育てライフ」に重きが置かれていて
正直「女・母親」色が強かったので「経験者」として読むとそれほど
面白いとは思わなかったのに対して、本作は「医者の仕事」に重きが置かれている


「医者の仕事」なのでここに「性差は無い」から普段知ることのない「医者の仕事」を
垣間見れて面白かった


ただ、女性で外科医さらに子育て中と来ると「体力」と「時間」との闘いは必至
ただでさえ男性に比べて体力的なハンデがあるので「厳しいな」と思う
そういえば医大の入学試験で「男子有利」問題がありましたが、これだけ
ハードな世界だとついつい「使いやすさ」の点から見ると男子を取りたい気持ちも
わかる
「男女平等!!!!!!」の考えの元、「男子より女子学生が増えた」結果、
優秀かつ結婚して子育てすることまでも視野に入れた女子学生が「当直」や
「体力」「家庭」と言った要素を鑑みた結果「内科」的な仕事ばかり選択して
外科医が極端に少なくなりそうな危惧が!!! Σ(・ω・ノ)ノ!


p26

Qもう一度医者をやり直すなら外科医になりますか?

教授「ならない 6時間超える手術のない科に行く。眼科とか」 キッパリ!

准教授「ならない 透析だけの腎臓内科医になって趣味の熱帯魚眺めて暮らす」キッパリ!

本人「私は皮膚科か形成外科に行って表参道辺りに総合美容ビルを建てて…」

と、最終全員「やっぱり外科が好き♡」というオチで終わるのですが6時間…(;^_^A
女子学生の合格率を増やすのであれば病院に必ず保育園を併設する「義務」を
設けない限り日本の医療は先細りしそう…


医者に限らず女性管理者を増やす、ってどこぞのお気楽な国の男どもは息巻いていますが
その結果、結婚やましてや出産までもあきらめざるを得なかった雇用機会均等法に
振り回された女もいるってこと本当にわかっていっているのかな?