露出する女子、覗き見る女子 (ちくま新書)

筑摩書房

本

２０１９年発行

インターネットによる全国の２０～３９歳の女性（未婚・既婚）の調査結果によるデーター
分析

本文を読まずとも「はじめに」でほぼデーターの結果が書かれている　(;^_^A
ｐ17

どういうＳＮＳ、アプリを使うかはかなりその人の階層意識と関連しているのだ。という事は、年収、学歴、職業、幸福度、生活満足度なども関連しているはずである。

ざっくり言えば、露出するべき何か（豊かな暮らしとか美貌とかスタイルの良さとか）を持った、少なくとも一見すれば幸福そうな女性たちが自分を露出し、それらをあまり持たない女性は自分を露出せず、露出する人々を覗いたり、単に読書、鑑賞、検索したりしているのである。

本書でざっくりと大別されている４つの類型（目次から抜粋）

１，Facebook女子…上流意識が高め、永遠の学級委員長、オープンな世界での繋がり強者、ネット上のつながりはキャリアップのためのコネクション、「おじさん」的正しさを獲得し、消費する

２，ストーリー女子（※インスタのストーリー機能利用者）…「今」を露出し、答えを探さず作る、「中流」な若者向けコミュニケーションツール、「映え系」と「ウェイ系」の違い、

未婚者にとってはコト消費のためのツール、リアルの覇者、リアルなコミュニティで幸せを感じる、自分を露出し正解を作る

３，検索女子…「今ここ」にない世界を覗き見る女性たち、検索をして徹夜する、終わらない正解のないＳＮＳでの検索、情報に紐ついた「感情」を検索する、縛られていない人のメディア、「上流」「下流」が入り混じる検索女子、行きつく未来も暗いという覚悟

４，閲覧女子…幸せを覗き見て、幸せに備え続ける女性たち、キラキラを閲覧して不満を募らせる、消費はしないが、お金はある

とまあ、知ったところでどうなるのよ？って感じですが　(;^_^A
そもそもデーターを見たところで「？」となるので目次だけ目を通せば十分な内容

５０代の私と２０代の人では検索の仕方が違う、と言うことが知れただけでも
良しとするか
何と言うかもう少しすっきりとしたデーター分析をしてほしかったなあ…