塩の街　～自衛隊三部作シリーズ～ 2 (花とゆめコミックス)

白泉社

Digital Ebook Purchas

散歩がてら中古本屋に行くと１１０円でゲットできた！　＼(^o^)／
同じ二巻が３５０円三巻が４００円台で違う棚では売っていたのでラッキー

ある日突然、人間が「塩の彫刻」になってしまう有川浩さん原作をコミカライズしたもの
ヒロイン「真奈」は女子高生１８歳
両親が帰ってこなくなったので２週間後、意を決して学校に行ってみる
芳しい答えが得られず「被災者相談所」に行ってみると妙に同情してくれるおばさん
相談員が居た
しかしそのオバハンが近所のおばはんに「女子高生の一人暮らし」であることを
ペラペラと喋った為に真奈は貞操の危機にさらされ間一髪で自宅マンションから脱出した
もののやはり女子高生の一人歩きという事で再度襲われる

「すぐ気持ちよくさせてやるからさ」

おぞけが走る自分勝手なセリフを言われた窮地のときに
ヒーロー「秋葉」と出会う

秋葉の元に身を寄せた後、意を決して自宅に戻ってみたが、
そこで見たものは

想像を絶する惨状

滅茶苦茶な破壊の跡は　ここを襲った連中の腹いせだろう

でも

根こそぎなくなっている金目の物

引き出しの奥

冷蔵庫の製氷皿まで引っ張り出して物色して

あんな連中がこんなとこまで調べる？

あのあとやってきて

漁った人間が大勢いるんだ

そして二人がいる部屋にやってきた近所のおばはん

「ずいぶん大変だったみたいね

ご近所さんもみんな心配していたのよ

まあまあーこんなことになってしまって

あんな悪そうな連中に襲われるなんて

よく無事でねえ…」

見てたんだ

あのとき

誰一人出てきてはくれなかったけど

多分何人ものご近所さんが

ただ　見てた------------------

怒りで震える真奈の後ろからヒーロー秋葉はおばはんに言う

「襲った連中には主婦や女性も大勢混ざっていたようですね」

「は？」

「冷蔵庫に炊飯器の中に流しの下…

不良少年たちではとても思いつけない場所まで余さず

荒らされていますから

そんなきめ細かい仕事は生活感のないガキどもだけじゃ無理でしょう」

「な…」

真っ青になっているおばはん

ホント気持ち悪い描写だけれどめちゃくちゃリアルでぞっとした
今回の能登地震にもこれから「火事場泥棒」は出没するだろうし、
阪神大震災の時にレイプを含む性的被害者の年齢層は「１０～７０代」
トイレのために自宅に戻った時に襲われた人も含まれる

女性だけで行動したら絶対にダメですよ！！
もう昔のように善良な日本人だけではない国になっているのだから

奪えるものは力づくでも奪う
本人の意思なんて完全に無視して自分の快楽や欲望しか
考えずに行動する輩が増殖している国になってしまったのだから