ぬばたまおろち、しらたまおろち 白鷺あおい
- ぬばたまおろち、しらたまおろち (創元推理文庫)
- 東京創元社
- Digital Ebook Purchas
2017年発行
第2回創元ファンタジイ新人賞優秀賞受賞
一番最初に思ったのは「これは一体何時代の話???昭和?それともそれ以前??」
と言うのも中二の少女が大蛇(オロチ)の白蛇と川や池で戯れて二人っきりで
遊ぶという描写(ほぼ毎日…)
両親を事故で亡くす前は岡山市に住んでいて、それ以降は伯父夫婦が住む岡山の北部に
住んでいるという設定ですが「携帯電話」と言う代物の存在が全くなく(最後の最後に出てきますが…)以前住んでいたところに友人はいなかったの?とかこの隔離感が以前読んだ
『レッドデータガール』を連想
- RDG レッドデータガール はじめてのお使い (角川文庫)
- KADOKAWA
- Digital Ebook Purchas
さらに白蛇に「結婚しよう!」「うん!」と快諾するマセガキ…"(-""-)"
すったもんだの後、魔女学校に入学
これは先日読んだ(個人的評価はイマイチ)
- セーラー衿に瑠璃紺の風 大正浪漫 横濱魔女学校 (創元推理文庫)
- 東京創元社
- Digital Ebook Purchas
これの↑ 後年の話(書かれたのは今回の本が先)=同じ学校
学校の話がなんとなく「ハリポタ」 (;^_^A
最後に一人の人間が同時に存在することはできるのか?と言う問題を
なんとなくわかったようなわからないような言葉のねじ伏せで成立させて終了!
この「どこかで読んだような感」は巻末の選者3人のうち2人が指摘しているので
あながち私の感想も的外れではない模様
主人公が、
「かわいいふりしてあのこ わりとやるもんだねと♪」と言うタイプの女に
しか思えない
今はやりの(?)「異世界転生+悪役令嬢」ものに出てくる悪役令嬢ではなく、
そこに出てくる「乙女ゲーム内の主人公=男数人を陥落させる」方の
ビッチ女タイプ(男数人を手玉に取るのだから相当だよね (^▽^;) )!
あと純情な古風な田舎娘かと思いきや文中で急に言葉遣いが「下品」になったりと
イマイチ性格描写が安定していない気がした
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