わすれられないおくりもの スーザン・バレイ作・絵
Fさんのブログでこの本を知ったので読んでみた
まず大人の英語で「死(ぬこと)」を「die」ではなく「past away (pass away)]」を
使いましょう!!! と言われたことを思い出しました
と言うのも
アナグマさんの手紙には
「長いトンネルの むこうに行くよ」
と書かれていたから
長いトンネルのむこう…
そうかあ…いいなあ、この表現!!
ここには「死に対する恐怖心」が全くない事がうかがえます
ちょっとした冒険に行く!みたいな雰囲気もあって
雪が解けてみんなで集まってアナグマさんの思い出を語る時、
誰一人悲しい思い出はそこにはなく、むしろ楽しかった思い出だけが
残されていて…
アナグマは、ひとりひとりに、別れたあとでも、たからものとなるような、ちえやくふうをのこしてくれたのです。
みんははそれで、たがいに助け合うこともできました。
死して、残された人が偲んでくれるような行いを自分は残せるか?
存在そのものがいい思い出に繋がるか?
まだ生きている私たち…誰もがいつかは死に向かう時、心の底から「あの人はいい人だった…」と言ってもらえるような行動をしているか?
大人の私たちがこの本を読むときに「今の自分の行い」を振り返るいい機会に
なるのではないでしょうか?
「わが命、明日、果てるとも」の気持ちで毎日を過ごしていればおのずと
喝が入るはず!
ちなみに密林レビューによると小学3年生の教科書に載っているそうです
棺桶に片足を突っ込んでいる世代が子供と同じような視点で読んじゃだめですよ
棺桶の前で孫や子供に泣いてもらえるような人間に今からリボーンしてください
このブログへのコメントはmuragonユーザー限定です。